年末に2040年問題を想う

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千葉方面へ家族でドライブ。行きは久里浜からフェリー。帰りはアクアラインで海ほたる。日が沈む海面が七色に光って綺麗でした。写真は太陽が二つに見えますが、天変地異が起きたわけではなく。

横浜に住んでいた94歳になる曽祖母が千葉県にあるサービス付き高齢者向け住宅に入居し、孫の顔を見せにいきました。とても元気で、顔ツヤもよく。

私自身、ワークライフバランスの研修講師を専門にしているので、介護支援については色々勉強し、老人ホームに何度か訪ねたことがありましたが、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の部屋の中に入ったのは初めて。清潔感があり、日当たりがよい部屋で、職員皆さんの表情も明るく、快適な雰囲気でした。おばあちゃん、いい施設に入れてよかったね、と素直に感じました。

高齢者向けの住宅や施設、サービスが増えていると実感します。介護ビジネスに企業の新規参入が盛んです。曽祖母が入居している住宅は学研が経営し、私の自宅近所にベネッセの老人ホームが建設中。私が元いた会社は損保会社に介護事業を売却したばかり。

介護は巨大なマーケット。逗子市でいえば、約6万人の人口の内、65歳が18,526人(30.8%)、75歳以上が9,515人(15.8%)(平成27年12月1日現在)。元気なシニアが多いとはいえ、高齢者が3割もいるとは。日本昔話は「昔、あるところに、おじいさんとおばあさんがおりました」で始まりますが、今や「おじいさんとおばあさんが至るところに」ですね。

高齢者向けサービスは、施設だけでなく日用品も増えています。たとえば、シニアオムツの今流行りは「超うす型フィット」。ベビーオムツを押しのけ、ドラックストアの陳列棚ゴールデンゾーンを占める日は近い。

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ワークライフバランス業界では、2025年問題と2040年問題とよく言われます。2025年に75歳の団塊の世代が後期高齢者に突入。施設はもちろん、介護士の人材が圧倒的に不足します。2020年には介護療養型医療施設が廃止。先日、介護や福祉の仕事に携わる方達とワールドカフェをして「10年後の未来」をテーマに話し合いをしたら、一向に明るい話題になりませんでした。

2040年は、団塊ジュニアが70歳以上になって日本の高齢者率がピークに達します。労働人口も激減し、このとき介護の問題が最も深刻化すると言われます。2040年に福祉医療制度が今のままでもつのか。いまのようなサービスが成り立つのか。

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かくいう私は、1971年生まれの団塊ジュニア。自分が70歳になったときのことを想像すると、暗澹とした気持ちになります。ワークライフバランスの研修では「私たちの世代は年金で暮らすことは多分できません。私自身は76歳過ぎても働き続ける予定」と伝えるようになりました。

と、年末に25年後を考えだし、心配が尽きません。地方創生を検討する会議でも、そんな話しがリアリティをもって語れたらよいのですが。

  
★大前研一さん講演「【向研会】人口減少の衝撃 ~少子高齢化の現状と将来課題~”>人口減少の衝撃 ~少子高齢化の現状と将来課題~」の動画がオススメ。年末年始の勉強に、どうぞ。

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