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元住吉までアクティブラーニングを学びにいく

      2016/09/25

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認定NPO法人地球の木かながわ開発教育センター主催のセミナー「社会参画をめざす参加型学習(アクティブ・ラーニング)」に参加しました。会場は元住吉。

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四時間のセッションで、前半はネパールの参加型開発ファシリテーター、カマル・フヤルさん、後半はかながわ開発教育センター理事・風巻浩さんによるワークショップでした。

最近、学校教育でよく聞くアクティブラーニングに興味をもち、勉強のために参加でした。いくつかの学びはありましたが、「アクティブラーニングとは何ぞや」という根本の問いがもやもやしたまま。この問いも又、正解がないのかもしれません。風巻先生は、そうしたもやもやを「せつなさ」という絶妙な表現をされていました。

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私自身は企業研修の講師を職業にしており、一方的な講義ではない「参加型セミナー」の進め方が得意です。私の研修スタイルは体験型で、アクティブラーニング的かもしれません。でも、そう呼ばれるのは、ちょっと違和感がある。なぜかといえば、私は「ラーニング=学習」を目的にした研修をしていないからです。学ぶことよりも、行動してもらうことが大事と念じながら受講者と向き合います。

私が行う講師養成トーレニングでは、次のスライドで「講師の役割」を解説します。講師が「伝える人」「理解させる人」「行動を促す人」のどれを目指すかによって、研修の進め方が変わります。

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伝える人や理解させる人であれば、講義が適切な手法になります。でも、行動を促す人を目指すのであれば、参加型の進め方が効果的です。自分が話すことで気づきが生まれ、ロールプレイなどで体験によって習得し、周囲からのフィードバックで意欲を高めることで、実践へと促すことができます。実際に動くのは本人であり、きっかけを提供することが講師の役目になります。

今回のワークショップで紹介されたのも、ネパールや神奈川県で行動を促したアクティブラーニングの事例でした。体験型学習の見本として、分かりやすかったです。

実際、学校の先生はどのレベルを目指すべきのだろう。文科省は、全教科にアクティブラーニングを取り入れる方針であるとのこと。少なくとも教科を教える目的では、行動を促すレベルは求められていない。教える役割であれば体験型より講義の方が目的に適っているし、効率がいい。

以前、専修大学で毎年、キャリアをテーマにワークショップをしていたとき、いつも初回講座で「学生と社会人のちがい」について話し合うグループワークを行いました。

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話し合った内容を発表してもらい、講師コメントとして「いまおっしゃっていただいたのは全部正解です」と伝えた後、「私の考える学生と社会人のちがいは『正解がない』こと!」とまとめました。禅問答のようなやりとりにポカンとする学生もいましたが、ここが肝。

学校では与えられた問題に対して早く正解に辿りつく人が優秀と評価されましたが、社会には正解がない。そもそもテストがないし、答えを教えてくれる先生もいません。正解がない社会の中で、自ら問題を設定できる人のことを、社会はデキると見なします。「正解はない」と意識転換ができることが、社会で活躍できるかどうかの鍵となり、学校で優秀だった人ほどつまづく傾向があります。

今後、学校現場においても、似た流れがやってくるのだと思います。海外では「教師の役目は、正解を教えるのではなく、自ら問いを立てられる人を育てること」と早くに認識され、アクティブラーニングが導入されたのだと思います。

アクティブラーニングをマスターするには、教育技法の習得よりも前に、教師が自分の役割を意識的に転換することがポイントになると思います。つまり、手法より「あり方」が大事。そのためには、教師自らが「問いを立てられる人になれるかどうか」が試金石かな。

と、いったことをつらつらと考えつつも、セッション中はとくにそうした発言することはなく。写真も撮り忘れて、イマイチ臨場感のないレポートになってしまいました。

おみやげに、フェアトレードコーヒーを買って帰りました。

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