ファザーリング・ジャパン10周年フォーラム

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昨夜(2016年6月22日)、ファザーリング・ジャパン10周年フォーラムが催されました。会場の東京ウィメンズプラザ・ホールは2階席を含め満員御礼。

10周年記念フォーラムの趣旨は、FJのこれまでの10年を振り返り、これからの10年を展望することでした。

この10年、イクメンのブームを経て、父親の子育てを取り巻く環境と父親自身の意識は大きく変わったと実感します。一方、実際に育児する父親が増えたかというと、状況はあまり変わっていません。父親の育児家事時間や育休取得率は低迷したまま。

これからの10年で、父親の意識と現実のギャップを埋めること。それがFJが目指すターゲットなのだろうと個人的には捉えています。

イクボスはその最たる牽引力です。父親の行動が変わらない最大の原因は長時間労働の職場にあり。イクボスが増えれば職場が変わり、定時帰宅が常識となることで父親の育児は現実になります。

そうして世の中の父親の意識と現実が並んだとき、ファザーリング(=父親の育児行動)が当たり前の社会となって、ようやくファザーリング・ジャパンは発展的解消を遂げることができるのでしょう。

フォーラムでは、5年前の「ファザーリング全国フォーラムinしが」オープニング用に、私が精魂こめて制作したFJ設立ムービーも上映されました。当時の情熱と未熟さが思い出され、懐かしいような面映ゆい映像でした。5年前と今を比べても加速度的な変化があったと思います。・・私のムービー技術向上は、遅々とした父です。

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ところで、私は登壇せずに会場の後ろでビデオ撮影係でした。控えめな性格なので、裏方が似合っています。

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フォーラムで何より印象的だったシーンは、基調講演で明晰なお話しをされた田中俊之先生がパネルトークも登壇されて、開口一番「FJのみなさん、もっと落ち着きましょう」「穏やかな会員を増やさなきゃいけない」と諭した場面でした。

田中先生が「世の中のフツメン(普通の男性)はアップテンポに付いていけないですから」とトークしたとき、会場で一番大きな拍手をしたのは私です。

FJ事業のプレゼンテーションでは、15人が次々と登壇。FJ理事を中心に、それぞれ個性的なプレゼンターが続き、聴衆は圧倒されていました。いずれも持ち時間の3分間を軽くスルーして溢れんばかりのアピールトーク。田中先生が指摘されたごとく「ファザーリング中毒」。

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なかでも、四国で生放送のレギュラー番組をもつ徳倉さんの腕前はさすが!・・徳倉さんがFJ入会まもなく、私が徳ちゃんの母校である法政大学でゲスト講義あり、見学にきてくれました。そのとき「今日、会社辞めたんです」と告白されて驚いた記憶も懐かしい。

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元祖イクボス・川島高之さんは自社の株主総会の日と重なり、本日をもって社長を退任しました!と電撃発表。「リスクは取りに行っちゃえ」の台詞に説得力がありすぎました。・・川島さんと初めて会ったとき、「商社の仕事は副業で、本業はPTAと少年野球コーチ」と自己紹介されて「FJは変人が多いゾ」と思ったものでした。

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そんな熱気に包まれた10周年フォーラム。ラストは安藤さんから天国にいる井岡パパへのメッセージでした。そう、私はいつも、井岡さんが「笑っている父親を日本中に増やしたいんです!」と語っていた表情を胸に刻みながら、FJの活動に取り組んでいます。井岡さん、きっと会場に来ていたと思いました。

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そして、打ち上げに突入。パパ同士で心ゆくまで語り合う飲み会ができるのが、FJの何よりの醍醐味と感じた時期もありました。なかには「あんた、飲みたくてFJやっているんでしょ!」と妻に叱られた元理事もいましたっけ。

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ちなみに、私がFJに入会したのはちょうど8年前(2008年6月)、会員番号88番です。FJ初期の高揚感は、今も心地よく覚えています。入会後に初めて理事会を傍聴したとき、そこで繰り広げられるパパたちの議論が、これまで私が転職先で見てきた大企業の経営会議より、よほど生産的で成果につながる展開になっていて驚嘆しました。

8年前、育児する父親は明らかに社会的マイノリティでした。そして、マイノリティ同志の絆は深く強く、FJで出会ったパパ友から沢山の刺激をもらいました。FJのおかげで私の働き方と生き方が変わり、現在の幸せ感が得られているのだと感じ入ります。

笑っている父親になろう!

このシンプルかつ、ストロングなメッセージを10年間変わらずに発信し続けたことが、FJの真髄と思います。この先10年もきっと変わらず、「笑っている父親」を語り継いでいくことでしょう。

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