10月1日よりゴミ有料化が始まりました〜カラスどこいくの♪

家庭ごみ

逗子市のなかで、この数ヶ月にわたって話題になっていた「家庭ごみ処理有料化」が2015年10月1日より始まりました。一年以上も前から、ごみ有料化に向けた準備に取り組まれていた資源循環課の職員みなさんの奮闘ぶりを垣間みていただけに、いよいよこの日が来たのだ、と感慨深いです。

資源循環課の主催であったり、自治会町内会に呼ばれる形で、何度も何度も説明会を行っていました。逗子市のホームページでも説明会の開催実績が載っています。私もいくつかの説明会を覗いたことがあります。質疑応答での質問の量が多くて、質問の中身が細かくて、仕組みの矛盾点をついてきたり、怒号が鳴り響く会もありました。いや本当に大変でした。

暮らしに直結する問題であり、住民の関心が高かったです。そして、説明会で出された質問や反論には、慣れ親しんだやり方が変わることへの「不安」がベースにあると、私には感じられました。目に見えないものや、正体が分からないものに対して、人は不安や恐怖を感じるものです。

そうした住民が抱える不安に対面し、資源循環課の職員みなさんが誠実に応え続け、いよいよ本番の日を迎えることができたわけです。又、有料化切り替えの朝は、市内各所のゴミステーションに市職員が張り付き、ごみを出される方のサポートをしていました。こうした姿勢が住民皆さんの不安を軽減し、安心感をもたらすのだと思います。

9月30日の前日、朝の逗子駅前にはお馴染みの光景がありました。10月以降、カラスがごみを荒らす景色は、きっと減るでしょう。逗子市でごみ出しの仕組みが変わることで、一番不安に思っているのは、実はカラスさんだったりして。

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10月1日の当日、私が住む地域は有料ごみの日ではなく、翌2日に初めて有料ごみ袋を使いました。袋は容量に応じて5,10,20,40リットルの4種類があります。わが家は20リットルと40リットルの袋を用意しました。

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半透明のブルーで、ゆるいイラストのごみ袋です。今日はどっちで出そうかなー。やっぱりお値段が安い20リットルの袋に詰めることにしました。家から出すゴミが減った手応えがありました。

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もともと、逗子市の家庭ごみ有料化は、財政難の解消よりはゴミを減らすことを目的に始まったものです。私も「逗子ゼロ・ウェイストの会」の皆さんと昨年の秋冬とコラボイベントするなかで、ごみを減らす対策について色々レクチャーを受けて、有料化によって排出されるゴミの量が減ることを学びました。

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家庭ごみ処理有料化の効果については、きちんと調べて、また追って報告したいと思うところです。

ごみ減らしの話題ではないですが、ファザーリングの講座で「ごみ出しとゴミ移動は違う」という鉄板ネタがあります。講座に参加したお父さんたちに「家でどんな家事をしていますか?」と尋ねると、「ゴミ出しはやってる!」と答える方が多いです。そんなお父さんたちに、こんな話しをするとギャフンとなります。

パパたちの言う「ゴミ出し」の内容を聞いてみると、往々にして、ママが「ハイ」と差し出したゴミ袋を、ただゴミ置き場に持って行くことを指している。それは、「ゴミ袋移動」であって「ゴミ出し」ではない!

そう、朝の出勤時に妻がくくったゴミ袋をゴミステーションまで持っていくだけで家事をした気分になってはいけない。それは単なるゴミ移動。家の各所にあるゴミ箱から集め、分別し、排水口に溜まった生ゴミの水切りをする。そこまでして、本物のごみ出しといえるわけです。

とりわけ、分別が曜日毎にどうなっているのかを知らない人が意外に多いです。逗子市では10月1日から分別の曜日だけでなく、分別の仕方も変わりました。お父さん、分別マスターになるところから始めてみませんか?

※上記の引用は、ファザーリング・ジャパン代表 安藤哲也さんからの本より。

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