JICAインドネシア青年研修で逗子を案内

逗子市役所でインドネシアから研修生を受け入れました。

一般社団法人あいあいネットさんコーディネートによるJICA 横浜青年研修。インドネシア各地の若手行政職員13名が来日し、3週間におよぶプログラムで「行政と住民の協働による地域開発」を学ばれています。その中の1日間、逗子にフィールドワークでお越しくださいました。

私は逗子の市民活動支援と市民協働コーディネーターの仕事内容についてレクチャーしました。もちろん、インドネシア語で。・・通訳の方に大変お世話になりました。

通訳を介して説明するため、ゆっくりしたスピード、はっきりした発音、文節を区切り、翻訳しやすい単語を選んで(正確さより判りやすさ重視)、話すように努めました。普段の講演は「早口で聞き取りづらかった」とコメントもらうことがあるのですが、やればできるじゃない。

20分ほどレクチャーしてから質問タイムにすると、沢山でてきました。インドネシアの方は積極的でいいですね。バリ凄い。(博多弁で「バリ」は「凄い」の意味)

「住民との協働で上手くいかなかったケースはありますか?」
「市民協働ができているかどうか、どのように評価していますか?」

等の鋭い突っ込みもあり。隠すことなく失敗事例をお伝えし、市民協働の評価は難しいと正直に答えました。

「活動したいと思った市民はどこに行けばよいのですか?」と質問がありました。「市民交流センターが相談にのります」と答え、タイミングよい形で交流センターの手塚館長に講義バトンタッチ。交流センターのツアーも行いました。

交流センターでは会議室を利用されていたママグループにお邪魔し、赤ちゃんを抱っこさせてもらったり。私も抱っこしたかったのですが、授乳中のママがおり男子禁制。

そうそう、子育て支援への関心が高い方が多かったので、急きょ市役所の子育て支援課を訪ねました。逗子の子育て支援に関する係長の説明が完璧でした。

その後、海まで歩いて、お昼は黒門カルチャーくらぶで特製のお弁当。逗子海岸のカフェ「@mare」にビーガンメニューで作っていただきました。

お昼ごはんを食べた後は二手に分かれ、私は海辺のお店めぐりを担当。

「@mare」で磯野さんと児玉明子さんからフェアトレードタウンや地産地消のお話しを伺いました。ここでも熱心な質問が飛び交いました。

つづいて、「CINEMA AMIGO」に。英語が堪能な長島源さんとはEnglishで直接コミュニケーション。

もう一つのグループ、ミスター・フェアトレード長坂先生のレクチャーを受けていた研修生と合流し、バスで移動。体験学習施設スマイルに行きました。

川嶋係長の掴みトーク「私もJICAの海外青年協力隊に参加したことがあります」が効きました。

インドネシア逗子研修、最後のメニューは東逗子ヨークマートでお買い物。私はスマイルでお別れしました。集合写真をとってもらっていたので、送られてきたら後で写真を追加したいと思います。

夜は、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科の授業へ。たまたまテーマが「アフリカ」でした。インドネシアからザンビアへ。

文化人類学というと未開地の民族をフィールドワークする研究と思っていたら、今は「○○人類学」が様々にあることを知りました。ものの見方が変わる講義でした。村尾るみこ先生の時折ほとばしる情熱に惹かれるものあり。

帰りにジュンク堂に寄って、文化人類学のコーナーで見つけた本を購入。こちらは「構築人類学」を標榜されていました。

世の中どこかおかしい。なんだか窮屈だ。そう感じる人は多いと思う。でも、どうしたらなにかが変わるのか、どこから手をつけたらいいのか、さっぱりわからない。国家とか、市場とか、巨大なシステムを前に、ただ立ちつくすしかないのか。(略)この本では、ぼくらの生きる世界がどうやって成り立っているのか、その見取り図を描きながら、その「もやもや」に向き合ってみようと思う。
――「はじめに」より

「○○人類学」に私が取り組むとしたら、○○に何が入るだろう?と考えました。父親人類学?

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