FJパパインタビュー・森島孝さん。ファザーリング全国フォーラムinにいがた 10/18-19開催!

FJには素敵なロールモデルが沢山いて生き方の勉強になっている。
自分もロールモデルになりたい。

先月のファザーリング・ジャパン総会に、九州から森島さんが参加されると知ってインタビューしました。

森島さんはファザーリング・ジャパン九州(FJQ)理事を務めるほか、ファザーリング全国フォーラムのコーディネーターとして各地を飛び回っています。

FJを知ったきっかけは?

ぼくが子育て系の出版社に勤めていたときに調査するなかで、FJのことを知りました。

最初は「どうやって仕事につなげようか」といった気持ちで、FJQの子育てイベントに行きました。そこで川添祐樹さんとお会いし、仕事がカッコよくて子育ても両立して、キラキラして見えたんです。

それでも初めのうちは仕事の延長で、絵本読み聞かせのイベントに参加していました。でもメンバーと話しているうちに、仕事を忘れて、楽しさの方が勝ってきたんですよね。

入会したのは7年前。ちょうどFJQがNPOになる頃です。

当時、会社に許可をとって入会したのが印象に残っています。社長に副業と捉えられたのか、「ダメだダメだ」と言われたんです。でも「やっぱり入りたい。仕事にもつなげます」と訴えて入会の許可を得ました。

その後どのような展開でしたか?

最初はサラリーマンでしたので、みなが決めた企画に乗っかたり、飲み会に参加する感じでした。それも「Facebookにタグ付けしないでくれ」と会社に変な気を遣ってました。

広告代理店に転職したのをきっかけに、自由に活動できるようになりました。業務として父親向けのイベントが企画できるなど、FJQの活動と自分の仕事がさらにつながりました。

そんな矢先に病気を患い、4ヶ月入院することに。入院をきっかけに、働き方や家族との時間について考えるようになりました。

ちょうどそのタイミングで、福岡県の緊急雇用創出事業の案件をFJQが受託しました。私がその案件に従事することになり、会社を辞めてFJQに雇用される形の契約社員になって緊急雇用の仕事をこなしました。

FJQ、FJとはどのような関わり方ですか?

契約社員を1年で終えた後、FJQの理事になりました。FJQの組織運営を担いつつ、企画営業を担当しています。

ぼくはフリーランスですが、FJQの立場で行政に提案したり、コンペに参加しています。どこに提案するか、どんな提案するかは自分で決めています。企画がとれたら報酬をもらう形です。

九州は、男性の子育てのニーズはまだまだ十分あって、仕事になります。私にとってはラッキーなことでした。

ほかにFJでは、ファザーリング全国フォーラムのコーディネーターをしています。今年は新潟で開催し、来年の会場とも調整を図っている最中です。

FJやFJQのネットワークはどんな存在ですか?

入った当時はパパ友の延長でしたが、いまは仕事として捉えることが多いです。

最近のFJQは若い人たちが入ってきて、積極的に関わりたいと意欲的です。新しい人たちをサポートする楽しさも感じています。組織をつくる勉強にもなって、すごいいいなと思っています。

なにより、FJは自分の生き方の勉強の基礎になっています。安藤さんや川島さんを始め、とにかく素敵なロールモデルがいっぱいいます。

FJのネットワークに身をおくことで、いろんな情報が入ってきます。やればやるほど、自分に勉強になると感じています。

そして、自分自身も後輩のロールモデルになりたい、という思いがでてきました。

パパスイッチで思い当たるエピソードはありますか?

パパスイッチというより、「夫スイッチ」でした。もともと何もやっていなくて、離婚危機までいったくらいなので。

病気で入院したとき、妻との距離感をすごく感じたんです。夫婦で過ごす時間が増えたのですが、コミュニケーションがすごく取りづらい。仕事で忙しい時は気づかなかったんですけど、なんかギクシャクする。

そこで、FJの講演で学んだとおりに妻に言葉をかけたり、行動を変えてみました。実践したら、役に立ったんですよ。

病気になって、入院して、妻との溝を感じたときが、私のスイッチなのかもしれないですね。

妻との溝の話題はオープンにしても大丈夫?

大丈夫ですよ(笑)

妻は「脳内離婚」という言葉を使っています。妻の頭のなかでは「もう、あなたとは離婚をしています」と。頭の中では離婚しているけれども、生活を考えたり、子どものことを考えると、書面上の離婚は必要ないし、やるべきでもない。

妻に聞くと、「何々くんのパパ」と思うことで心を落ち着かせていた、とのことでした。

でも、いまは夫婦仲がいいですよ。たぶん、結婚当時より仲良くなっているんじゃないかなー。だから、こういうことが言えるんですよね。

やっぱり、「男性が変われば家庭は変わる」ということを実感しました。実体験を伴った形で、講演では夫婦関係について語っています。

それこそ、東さんの講演資料にもある「相手を変えるのは難しいから、自分が変わる」というのが大事ではないかと。

夫を変えるのではなくて、取り替える方が楽だ

そっちか(笑)


森島さんは持ち前のフットワークと提案力で、FJQの企画営業やファザーリング全国フォーラムのコーディネートをこなされています。

全国フォーラムの会場やFJ理事会で森島さんとお会いすることはたびたびありましたが、今回あらためてお話しを聞けたことで、実体験からくる想いを知ることができました。

人生いろいろ。それぞれの人が、それぞれの苦労を乗り越えながら生きているのだなー、と感慨深くなった次第です。

ファザーリング全国フォーラム in にいがた、10月18-19日の開催です!

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