3月1日は解禁日です

本日は大学でキャリアカウンセラー。就職活動中の三年生がキャリアセンターを埋め尽くしていました。3月1日から広報解禁、会社説明会が各地で一斉に行われます。いよいよ就活が本番スタートです。

就職相談の内容は守秘義務があるので此処で述べることはしませんが、例年にまして学生の安定志向が増した印象があります。不安定な時代環境において、相手(組織及び配偶者)に安定を依存すると却って不安定になる。どこでもやっていける力をつけることが本当の安定につながる、と私は考えます。

でも、そんな話をしても「リクナビ・マイナビ0時に即エントリーしなきゃ!」と焦っている学生の耳には届かないので、年寄りの説教じみた話は控えます。学生のニーズに従ってエントリーシートを添削し、模擬面接を行い、志望業界企業の情報を提供することに努めます。本人の適性で感じたところをフィードバックし、モチベーションを高めることも心がけています。

「何社くらいエントリーするのが普通ですか?」と質問されることがあります。そのときは、「100社受けようが1社しか受けまいが、入社するのは1社。理想は1社1中」と答えます。人の生き方や働き方はそれぞれで、就職活動に「普通」や「正解」を求めても仕方がない。定石のセオリーはあるかもしれないけれど、必ずしもそれに乗っかる必要もない。

3月解禁のスケジュールも経団連に加盟企業に限ったルールであり、世の中の会社が全てそれに従っているわけではありません。四年生の夏・秋から就活を始めて内定が出ている人もいます。又、採用活動は水面下ではとっくに動いていて、アユ解禁になぞらえれば「密漁」は昨年より盛んな模様。

新卒一括採用のスケジュールに従って、「みんな一緒で」進んでいくあり方が、私にはどうにも居心地が悪いです。でも、それは私の価値観だから押し付けることはしないし、学生の考え方に干渉しないように気をつけています。私の務めは、学生が自分で考え、自分で行動し、自分で決める形で、自分が望む就職を叶えることのサポートです。

とはいえ、一斉スタートの日本人的行動形式にモヤモヤする気持ちが残るなか、ロンブー田村淳さん『日本人失格』で紹介されていた大隅教授の声に、ウンウンうなずきました。

人と違うことを恐れずに、自分の道を見極めて突き進んでほしい。これこそが日本人の弱点だと思うんですが、みんな一緒、みんなと一緒であることが心の平和と思い込んでいる。それは絶対的な間違いであり、人の成長を止めます。

と、ここまで書いてみて就職活動中の学生に役立つアドバイスになってないと反省。生協の白石さんアドバイスをどうぞ。

就活。シューカツ。カタカナにすると、何かのカツみたいで美味しそうで すね。いずれにせよ、情報という名の「ソース」が重要です。

就職は「運」「縁」「恩」で決まります。動いている人、日頃の行いがよくい人、明るい言葉を使う人に、幸運の神様はやってきます。ネットをいくら眺めても、白馬の王子様はやってきません。

内定がゴールではなく、長い仕事人生のスタート地点。会社は選べても、上司は選べません。

この先のキャリアが幸せになる選択を。「幸せ」も正解がありません。ハッピーエンドになりますように。

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