緊急事態宣言の日々に感染映画を。漫画もおすすめです。

緊急事態宣言が発令されました。都市封鎖はしないとのことですが緊急事態措置がなされ、これから1ヶ月間は家に籠るのが基本になります。

私はこの数日、新型ウィルス感染拡大による最悪の事態を想像するべく、ウィルス感染をテーマにした映画を見続けていました。

ステイホームな過ごし方の一興として、その内容をご紹介します。・・暗い気分になりたくない方はあえて見なくてもよいと思います。

『アイアム・レジェンド』

映画の結末は二パターンあり、私はハッピー・バージョンをみました。

致死率90%の恐ろしいウィルスが空気感染で蔓延し、感染源だったニューヨークは都市封鎖。ゴーストタウンとなった街の風景が凄いです。

60億いた人類のうち9億が助かったものの、ほとんどがゾンビ化。ニューヨークで唯一人、正常な状態で生存した主人公は治療方法の研究を続け、世界のどこかで生き残っている人々に向けてラジオで語りかけます。

映画では、主人公の家族が都市脱出する際に事故で亡くした回想が時折はいり、ゾンビとの闘いで愛犬も発症して死ぬ。そうした傷心を抱えながら、捕獲したゾンビの身体から取り出した血清をついに開発し、彼はレジェンドになったという物語でした。

『アイ・アム・レジェンド』をみようと思ったのは、きっかけがありました。


上記画像はYahoo!ニュース「家へ帰れ!」イタリアの市長、ロックダウン無視の人々に怒り」(2020.3.25)より転載

イタリアの複数の市長が外出をやめさせる動画で、レッジョ・ディ・カラブリアの市長が放ったセリフです。

くたびれた犬を連れて、のんびりジョギングしている市民がいた。私は彼を呼び止めてこう言った。『これは映画じゃない。君は『アイ・アム・レジェンド』でウィル・スミスが演じた、唯一の生存者じゃない。家に帰れ」

近未来に起こりうる最悪事態を想像するために、いまこそ見る価値がある映画でした。

そして勿論、この映画をみたからといってウィルスミスになれる人はいないのでした。

コンテイジョン

医療従事者側からみたパンデミックを描いた映画。物語が淡々と進行することで恐怖感が増幅しました。

香港で発生した新型ウィルスが拡散し、感染が広がって世界を震撼させます。指数関数的に感染者数の増加する様子が日数でカウントされ、致死率25〜30%のウィルスで世界中の2600万人が死亡しました。

最初の感染者となった妻(浮気相手にも感染させて死亡)に遺された父娘の目をとおして、病院や街がパニックになり、スーパーや民家で暴徒が跋扈する様が描かれます。

CDCおよびWHOの研究者とスタッフが懸命に取り組んで感染を食い止めようとしますが、被害は甚大化するばかり。一旦オーバーシュートすると手の施しようがありません。

最終的にはワクチンを開発し、量産されるまで救いがない。それが未知のウィルスの怖ろしさなのだと実感できました。

そして現実社会では、新型コロナウィルスの感染がスリラー映画並みに進行中。『コンテイジョン』は現在の状況を予言したと話題になっています。
産経新聞「まるで新型コロナの予言」 米パニック映画「コンテイジョン」 専門家は「冷静に対応を」(2020.3.20)

この映画を監修した医師が新型コロナウィルスに感染したという報道もありました。


THE RIVER「私が感染するくらいだから誰でも感染する(2020.3.26)

映画と現実の社会を比較しながら私は鑑賞しました。本部が広報で失敗しており、暴動やデマが発生しパニックが起きているところも現在の様相を予言していると思いました。

感染列島

妻夫木聡さん主演の日本映画。パンデミックによって医療現場が崩壊していく様が描かれています。

原因不明かつ致死率の高い感染症がアウトブレイク。病院に患者が押し寄せ、収容しきれなくなります。

感染者に対する差別もテーマの一つで、自殺やいじめなどの問題もリアルに迫りました。

医療資源には限りがあり、治療法が分からないなかで命の優先順位を迫られて、まだ生きている患者の人工呼吸器を外して新たに担ぎ込まれた患者に付け替える。そうした措置を行わなければならない医師や看護師の無念を想像すると、何ともいえない気持ちになりました。

医療崩壊の凄惨な状況を想像するためにも見るべき映画と思いました。・・映画のシナリオ的には突っ込みどころが幾つかあり〼。

全体がウェットなトーンで包まれ、情緒感が強すぎて好き嫌いはあるかと思います。私は苦手なタイプの映画でした。

又、アメリカ映画との比較では上層部のリーダーシップが見えない点が日本映画の特徴なのだなと思いました。

アウトブレイク

ダスティ・ホフマン主演のハリウッド映画。

映画はスリルとサスペンスの連続で、ヒヤヒヤしながらストーリーが展開します。

最後にはヒーローが活躍して世界を救い、恋人をよりを戻すハッピーエンド。感染映画のなかでは一番楽しめました。

新型ウィルスが蔓延したエリアを爆弾投下して感染拡大を止める作戦や、細菌兵器の開発が極秘に進んでいた等々、フィクション感が満載。最悪事態をシミュレーションする目的には適っていないかも。

リウーを待ちながら

新型ウィルスがアウトブレイクする状況のシミュレーションとして、上で紹介した映画以上に漫画『リウーを待ちながら』がおすすめです。

偶々SNSのタイムラインに流れてきたニュースでみつけ、「感染拡大と都市封鎖を描いた」の文言に興味をもって読み始めました。無料公開の8話まで読んでハマってしまい、そのまま課金して全3巻を読みきりました。

富士山の麓にある架空の町でペストがエピデミック(=地域限定で感染爆発)した設定です。

海外で疫病対策にあたった自衛隊員が病院で治療を受けたことで、ペスト感染が広まります。市内全域に感染が拡大するとロックダウンされ、自衛隊によって都市封鎖に。逃亡した住民は差別の対象になりました。

医療現場では特効薬が開発されず、次々に患者が死んでいくシビアな事態が進行。医療従事者の圧倒的な無力感と、避けられない死を前にした患者の無常感。最終話で希望が垣間みえるも、重たい読後感がありました。

タイトルの「リウー」は、カミュの小説『ペスト』に登場する医師の名前。漫画が題材としたペストは致死率ほぼ100%で、新型コロナウィルスとは病状が違うため描かれる状況は同じとはいえません。ただ、医療現場崩壊は海外からの伝聞と似ており、起こりうる最悪の事態が描かれていると思います。

これ以上書くとネタバレになるといけませんので、まずは無料分だけでもお読みいただけましたら。

・・と書いた後にリンクを貼ろうとしたら、なんと最終話まで無料公開になっていました!私は課金して読んだのに。あー!!

ちなみにもう一つ、都市封鎖をテーマにして話題となった映画を見ました。

翔んで埼玉

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA