木村知『病気は社会が引き起こす』。風邪かな?と思ったら休める社会へ。

病気や疫学の専門性はないので、そちら方面で私が言えることは何もありません。

正しくおびえて自己防衛に努めることにします。

働き方や休み方の問題であれば自分のテーマになるなと思いつつ、週末読書。

医師の木村知氏の『病気は社会が引き起こす』(角川新書)より転載します。

このように見てくると、毎年のインフルエンザ大流行の要因は、ウィルスの型や気候のせいだけではなく、私たちの社会にもあることがわかる。
「風邪でも、絶対に休めないあなたへ。」
「インフルエンザだったら休めるけど、カゼだと休めないので」
「皆勤賞のため」
これらの考え方を社会として見直していかない限り、大流行は毎年毎年繰り返されるだろう。(51頁)

新型ウィルスで風邪のときは休むことやリモートワークが励行されています。

NPO法人POSSE志村氏ご著書『会社を休む練習』のタイトルにある「休む練習」をいま行っているのだと思いました。

月曜に病欠した社員を叱責する常務のエピソードが興味深かったです。

翌日の朝礼で、具合が悪く会社を休んだ部下はみんなの前で常務に大声で説教されました。
「月曜に休むとは何事だ! お前は何を考えておるんだ! いいか、日曜日は次の週にしっかり働くための調整日だ。それを何だ、具合が悪くて休むだと。お前のような奴は社会人失格だ!」と。

(中略)

ちなみに常務はこの数年後に体調を崩し長期休養になり、それから帰らぬ人になりました。常務が長期入院で休むようになった当初、社内では「常務また休み? 社会人として失格だよね」といった声が聞こえました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA