コミュニティスクールここだね&cocoloの会が醸し出す安心な場所~毎日新聞のコラム紹介も

img_1245

以前に取材を受けたことがある毎日新聞・小国綾子さんのFacebookで、コラムの紹介がありました。「発信箱 不登校のわけ」(2016年11月8日朝刊)

「年間30日以上欠席した不登校の子どもが昨年度、小学校では2万7581人と過去最多となった」という事実と、文部科学省が行った問題行動調査に当事者(不登校の子ども)の声が反映されておらずギャップがあると指摘の内容でした。

どんなにつたなくても、何度も揺らいでも、「わからない」の一言だけでも、子ども本人の声には耳を傾けるべき何かがある。

最後の一文に深みと重みがあるなぁ、と感じつつ、本日お伺いしたのは「コミュニティスクール・ここだね」のフリースペース。以前ご紹介したcocoloの会さんの新拠点で行われたコラボ企画でした。

子どもたちとゲームなどして過ごしました。ここだねの深沢さん、cocoloの会の吉原さんと田中さんが、子どもたちに寄り添う姿勢が感じられて、とても安心感のある空間でした。私も又、子どもたちに受け入れてもらえた感があって安心しました。

img_1244

ここだねのFacebookページに、これまた深い言葉が載っていました。

ここは安心して過ごせる場所か?
この大人は本気か?
嘘がないか?

ひとりひとりが 安心の中で
やりたいことを見つけていく。

場所と人に馴染んでいき
自分のペースで動き出す。

やりたい!と自分で決めて
やりたいだけ やる。

そこから、
集中力、持続力(根気)、達成感が生まれていく。
それは学ぶ喜び。
いいね!じぶん!という自己肯定。

自らへの信頼は
未知のものへの好奇心、探究心を生み出していく。

私自身は、不登校の「問題」は「子どもが問題」なのではなく、「学校というシステムの問題」と思っています。学校に問題があると捉えた子どもが、その問題を解決する手段として「行かない」という選択をしたわけで。そのまま無理に子どもを学校に戻しても、問題解決にはならない。

深沢さんが書かれているように、子どもたちのやる気と自己肯定感を育む場所に学校がなっているのか。教室で子供たちを全員一律で進める指導方法に無理が生じていないか。教育は色々なアプローチがあっていいはずなのに思考停止になっていないか。等々、いろいろなことを考えてしまいます。

大きなシステムを変えるのは時間がかかるから、まずは自分が実践できるところから始めよう。そんな試みを地道にされている、ここだね&cocoloの会に、地元の人たちからの応援で、石油ストーブと畳の寄贈がありました。みんなとっても喜んでいました。

img_3992

最後に、五年前、小国さんからインタビューされて毎日新聞に書いてくださったコラムも転載します。当時も今も、変わらず同じことを大学の授業で訴えています。『逃げ恋』のガッキーを観ながら、あらためて思ったのでした。


 

★発信箱:なくなれ、大黒柱信仰=小国綾子(夕刊編集部) 2011年12月11日

「将来、専業主婦になりたい人は?」。父親の子育てを支援するNPO法人の理事の東(あずま)浩司さん(41)は大学や高校で講演するたび、 女子学生に必ずこう尋ねる。半分くらいが手を挙げることもある。「残念でした。あなたはもう、専業主婦にはなれません。
30代男性の年収は今や300万円台。お母さんと同じ生き方はできない」。現実をガツンと伝えるのは、働くことをプラスと受け止め、 より自由な生き方を探してほしいからだ。

「妻に専業主婦でいてほしい人は?」。大学生の集まりで男子学生に尋ねたら、なんと一人の手も挙がらなかったそうだ。 専業主婦志望の女子学生もびっくり仰天だろう。「男子の方が現実を理解しているのか、家族を一人で養う自信がないのか。 あるいは、男子の場合、その場の空気を読み過ぎて人前で挙手すらできなかったのか……」

東さんは、企業のメンタルヘルスやワークライフバランスの研修に呼ばれることも多い。 最近気になるのが、若い世代の男性たちの「今の収入では結婚できない」という声。データもそれを裏付ける。

「今の若者は、企業戦士の父と専業主婦の母親に育てられた人がまだ多い。両親から『男は家族を養うべし』と刷り込まれている」。 だから「家族を養わねば」という「大黒柱信仰」を解かないと、子育てはおろか、結婚にすら踏み切れないという。

時代は厳しいけれど、男も女も共に働き、子育てすればキャリアの可能性は広がるし、リスク分散もできる。家族の絆も深まる。 「共働き、共育ての世の中ならば、経済的な理由を苦にした「大黒柱」の男性の自殺も減るのでは」と東さん。 1人より2人でーー14歳の息子にそう伝えている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA