いま逗子で話題になっている小坪の高層ホテル構想

IMG_7089先日、東京都の職員とファザーリングジャパンの仕事で打ち合わせした折、オリンピックのロゴの話題になりました。政治問題化した事柄について、良識ある公務員は私見を述べない習わしがありまして、議論は一切いたしません。一つ言及があったのは、「名刺などロゴを印刷したものが全て回収になり、無用になりました」と。

名刺のロゴを眺めながら、経費のロスを嘆いたのでした。

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そんな前振りをしたのは、東京オリンピックに関連して逗子で沸騰している話題があるからです。逗子の暮らしを扱う本ブログで、この話題を扱わないのも変だろうと思いたって取り上げます。事の発端は、神奈川新聞の7月30日朝刊トップ記事でした。下記、抜粋。

2020年東京五輪セーリング競技の江の島開催を見据え、逗子マリーナ(逗子市小坪5丁目)を運営するリビエラグループが、同マリーナ内に高さ130メートル超の高層ホテルを建設する構想を練っていることが29日、分かった。五輪期間中の大会運営者やVIPの宿泊施設として想定しており、来秋の着工を目指す意向を地元自治体などに打診している。

記事全体を読み込むかぎり、裏付けが弱くてスクープ色の濃い内容と私は感じました。ただ、地元住民を中心に反対意見が沸き起こることが容易に想像できました。早速、Facebookやtwitterで、ホテル計画に対する違和感や景観を危惧する投稿が多数あがりました。

その翌日の神奈川新聞には「逗子・高層ホテル構想 知事「とても良いこと」」の見出しが踊り、Yahoo!ニュースにも載りました。こちらの記事もよく読むと、無条件で黒岩知事が賛同しているわけではありません。記者の勇み足を感じましたが、市民を不安にさせるには十分すぎる威力がありました。

そして反対運動が本格化しました。「Save our kotsubo」のホームページが開設され、change.orgでは「自然豊かな海辺の町「小坪」の環境を守りたい。オリンピックに便乗した、高層ホテルは要らない!」のキャンペーンが張られ、1万9千人を超える署名を集めました。(9月11日現在)

change.orgのページには、リビエラ資料をもとに有志が作成された写真が掲載され、130超メートルのビルが小坪の港に建った風景が目を引きます。
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開発を計画している側のリビエラグループは、これらの動きに対して今のところ公式にコメントしていないようです。

この高層構想計画に対して逗子市民の関心は非常に高く、私も友人から「小坪の話し、実際どうなんですか?」とよく聞かれます。私自身はこれらについて直接説明を受ける身ではなく、詳しい事情は知りません。ただ、逗子は「まちづくり条例」によって建設物の規制が厳しいことは承知していて、行政の手続きや住民との合意等、条件クリアのハードルは相当に高いだろうことは市職員初心者の私でも想定できます。

逗子市としては、市長が8月31日の記者会見で述べた通りの状況です。

記者からはオリンピック・パラリンピックのセーリング競技江の島開催にあたって、リビエラ逗子マリーナが発表したホテル構想について質問がありました。

現在のところオリンピック・パラリンピック組織委員会などから計画が何も示されていないため、逗子市として判断できることはなく、また、何らかの整備を行う場合でも、関係法令の手続きや景観等への配慮、住民合意の形成など様々な課題があることを申し上げました。

市民から様々な声が市にも多数届いていますが、現段階では、事業者から市に対して開発事業に関連した届け出等の提出はなく、まだ何も決まっていません。今後、国、県、オリンピック・パラリンピック委員会などから具体的な計画が示されれば、市としての対応を検討していきます。

・・上記は、逗子市ホームページの市長ブログ「逗子市長平井竜一の奮闘記」より転載。
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オリンピックのセーリング競技が江の島で開催されるとなれば、小坪の漁港や街の活性化にとって絶好のチャンスです。オリンピック開催を機に、民間の有力な企業から提案があること自体は決して悪くない話しだと思います。

ちょうど市議会が始まっており、議員の皆様にとっても注目度が高い案件ですので、活発な議論がなされるはずです。これからどのような展開になっていくのか見逃せません。

最後に、「高層」と「構想」をネタに親父ギャグを考えたのですが、高尚すぎるのか思い浮かばず。。そんなこんなで、五輪がご臨終(五輪終)になりませんように。

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