広報ひらつか最新号「イクボス特集」〜私も登場しています

広報ひらつか最新号は「イクボス特集」。表紙から5ページに渡って全面イクボス推し。イクボス社長のインタビュー、イクボス企業事例等、なかなか熱い紙面です。

1ページ目の冒頭で、趣旨を高らかに謳いあげていました。

変わりゆく働き方と父の姿

長時間労働が美徳とされていた昭和の時代から、働き方が変遷を遂げた現代。共働き世帯の増加により、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現がさらに求められている。

誰もが仕事にやりがいや充実感を持ち、家庭や地域で役割を果たせる社会の実現へ。今、企業は従業員のワーク・ライフ・バランスを支援する取り組みを進めている。

人権・男女共同参画課

イクボス特集の最後に、私も登場しております。

先々月に平塚市役所で職員研修を行なった際のひとコマでした。広報の取材があると前もってお知らせがあり、アロハシャツで行くか悩みました。やはりアロハにすればよかった;

それにしても、自治体の広報で「イクボス」をこんなにも大きく取り上げるのは、凄いことだと思います。一般市民に対する認知度向上が半端ない。平塚市役所へ再び研修で伺いますが、平塚のイクボス展開が益々楽しみです。

イクボスの幹部研修は、元々ワークライフバランスに関心が薄かった方が多く受講します。彼らの腑に落ち、実践につながるように、伝え方をいろいろ工夫しています。

白河桃子さんの近著『御社の働き方改革、ここが間違ってます!』でイクボスを取り上げており、大変参考になりました。以下、引用。

育児をする男性、つまり「イクメン」だけでは、働き方改革をするのは難しい。ボスが変わらなければ早く帰れないし、育児をしたくても「それなら降格させる」などと言われてしまったらおしまいだ。やはり「イクボス」も育てる必要がある。

イクボス企業同盟の取り組みで私が関心したのは、まず数を増やそうと考えたこと。数をどんどん増やして、オセロの「黒」を「白」にパタパタと変えていく。なるほど、最初は「黒」だった人も、周囲に「白」が増えていけば、自然に「白」に変わっていくだろう。

私はイクボス企業同盟の一番の利点は「上司やトップがいい恰好をできる場面をつくる」ことだと思う。トップや上司の理解がなくては働き方改革は成功しない。「長時間労働で勝ってきた」という強烈な成功体験を持つ世代を変えるには、やはり「横並び意識」と「褒められる機会の提供」だ。他社もやっている、褒められる。なんだか良い試みみたいだぞ・・・そこからがスタートなのだ。

なるほど!イクボスを広めるコツは「上司ほめ」なのですね。

‘イクメン’が流行し、お父さんたちが育児家事をやるようになったきっかけも、「余所の父親もやっている」「(妻から)ほめられる」が大半でした。男性が行動を変えるときの本質は、イクボスもイクメンも変わりがない。男って単純。

イクメン・ブームのその後になぞれば、そのうち「‘イクボス’と呼ばれたくない上司」が出てくるのかな。「だって、イクボスって普通だもの」「イクボスを特別視するな!」と反論する上司がでてきたり。

実は、私の記事は当初「‘イクボス’を死語にする」と担当者が小見出しを付けてくれました。「それは時代の先を行きすぎる」と伝えて、「イクボスが当たり前の時代に」と訂正してもらったのでした。

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