地震から自信へ。熊本県男女共同参画づくり研修報告書が届きました

「地震から自信へ」のキャッチフレーズが好い感じです。

昨年11月、熊本県男女共同参画づくり地域リーダー育成事業の研修会で、講師出番がありました。(→ブログレポート「熊本県の地域リーダー研修を川崎で実施」

事前研修と2泊3日の県外研修、事後研修といった一連のプログラムを終了された報告書が届きました。熊本県のWEBサイトでもPDFで公開されています。一読し、研修生みなさんの男女共同参画にかける熱意と想いがめいっぱい伝わってきた冊子でした。

私自身、パパ向け子育て講座の講師は引退しておりますが(次世代のパパへバトンタッチ)、こうした指導者や支援者を対象にした研修会で出番があれば、喜んで馳せ参じますので。次年度の熊本県地域リーダー研修会、楽しみにします。

報告書には私が担当した講座のページもありました。他講師のエセナおおた坂田理事長、With You さいたま等、充実した研修会だった様子が伝わります。私の講座はとくに満足度が高かった、と事務局から連絡あり有難いかぎりです。

こちら、プロフィール写真にしようかしら。

研修生、各個人のレポートもありました。私の講座について触れてくださっている方が沢山いらしたので、少し長くなりますが転記しますね。(転載元は上記研修報告書のPDFです)

最も楽しみにしていた、最終日の「新しい時代の男の生き方」の講話では、子育て世代のパパ・ママの家庭内での男女共同参画のためのアドバイスが多く含まれており、パパ達の子育てへの戸惑いも理解できた。互いへの思いやりが 子どもにとっても、夫婦にとっても良いサイク ルを作ってくれる。子育てに関わりたいけれど、どこまで踏み込んでいいのか分からない男性側の気持ちも知ることができ、とても勉強になった。

最終日のファザーリングジャパンの東さんの 講話は、全国の働く男性に伝えていきたい話だった。昔は、企業戦士、24 時間戦えますか?など、男性はとにかく家にいなかった。時代は変わり、女性の社会進出が進んできている現代、育児のやり方も変わっている。父親も育児に“参加”しているのだ。しかし、この“参加”と言っているのは間違っている。どこかよそよそしい言葉だ。父親も育児をする事が、普通にならければいけない。

最終日の東浩司さんの講話は、今までにないパパ目線からの男女共同参画であった。私も今回、夫に家事や子どもの世話全てをまかせて研修に臨んだわけだが、夫は家事にも育児にも積 極的に参加してくれる。私たちは、家庭内での会話を非常に大切にしていて、それによって進みたい方向を一緒にでき、ケンカなどが起きにくく、考えをシェアできている。東さんのお話は、とても具体的だったので、すぐに実践できるものだったばかりだった。家で夫と研修内容をシェアした際に、まず私たちにできる事として、ファザーリングジャパンに登録をしようかと話し合った。

最終日、ファザーリングジャパンと、ママプラグの方のお話を聞いて、初日からなんとなく 感じていた自分の中の点と点が線になった。お二人の話は感動しかなかった。私がこれからやりたいと思っていたことが、結びついた瞬間で もあった。

女性が社会進出を目指すには、女性へ向けた支援や格差是正だけではなく、男性の家庭進出が必要であると、県外研修3日目に、ファザーリングジャパンの東氏より講義を頂いた。大いに同意するが、ここで重要なのは、男性の家庭進出が「主体的」であるかどうかだと思う。(中略)お話によると、「パパからママへのNGワード」の第1位が「手伝ってあげる」との事であった。自主性と 理性を更にステップアップする事、手伝うのではなく、当事者意識を持ち、協力者から主体者への意識改革をする事が必要であると思う。男性の主体的な家庭進出が進めば、女性の社会進出も進み、男性の社会的負担軽減や、「一家を養う」といった精神的負担や責任の重さの軽減にもつながり、ひいては男性の家庭生活の充実に繋がるのだと思う。

実は私が最も期待していたファザーリングジャパン理事・東浩司さんによる「新しい時代の男の生き方」と 題してのお話だった。時代のあるべき父親像が、頑固親父⇒企業戦士⇒イクメンへと変わってきていること、男性が職場だけでなく、地域や家庭にちゃんと居場所を作ることの必要性に納得させられた。

私の参加動機に最も合っていた講話は、最終日に行われた、ファザーリングジャパンの東浩司氏による「新しい時代の男の生き方」であった。まず、いい父親ではなく笑っている父親に なろうというお話があった。少し前の良い父親とは仕事をバリバリ頑張る父親だが、今はイクメンという父親像が広まっているということで ある。また、パパの育児というのは「ママのケア」が最優先という話には感銘を受けた。私もおむつ替えやミルク、お風呂など育児に取り組んでいたつもりであるが、ママのケアというのはあまり考えていなかった。たまに、一人での 外出などができる時間を作っていたが、積極的にケアをするということはしていなかった。これからは育児をしていくうえで、妻ともしっかりコミュニケーションをとっていこうと思う。

最近の男女共同参画社会づくりの啓発でよく耳にするテーマだが、私自身、具体的にどう啓発したらいいかわからなかったが、現状を把握し、どういうメリットがあるのかを伝えることがポイントだと思った。「目から鱗は4割にとどめる」、「10割を目指さなくていい」といったお話をいただき、肩の荷が降りた気がする。

「イクメン」については、日本ではやはり子 育て家事等で、女性に多くの負担をかけている。実際には個々の職場にも男性が取得できる育休等があるが、なかなか取得出来ない状況にある。身近なところから少しずつでも改善できるような取組みが必要だと思う。また、育休に限らず、家事洗濯等の役割分担を再確認し、女性ばかり に負担がかからないようにしたい。

研修講師の東氏によると、「育メン」の反対は「意気地(育児)なし」だという。パパの使命は、「孤育て」による児童虐待や育 児放棄や育児ストレス等の解放にある。そのメリットを「ロジック」「データ」を示すことで、「メリットが理解できれば男は動く」と言われた。これは、男女共同参画社会を推進するため の大きなヒントだと思った。子供にとっては、「安心感、自己肯定感、健や かな成長」、ママには「ストレス軽減」、パパには「人生が豊かになり、幸せな気持ちになる」という“メリット”を理解する事で「パパスイ ッチ」を入れる事が必要だという。今、男性は「頑固カミナリ時代」、「モーレツ・ サラリーマン時代」を経て「育メン・育ジイ・ 育ボス時代」へと変遷している途中なのだ。微力ながらその後押しをさせていただくのが、私達地域リーダーの役目であると思う。

最終日の「新しい時代の男の生き方」の講義では、イクメンにも、えせイクメンやイクメンもどき、やりすぎイクメンもいることや、時代の流れの中で、頑固おやじ⇒モーレツサラリーマン⇒イクメンと、男のあるべき生き方が変わったこと、そしてイクメンになることで、仕事力が高まるという話に共感した。

ソラーレ代表の東浩司氏の講話「新しい時代の男の生き方」を聞き、私の中の「男は仕事、女は家庭・育児」といった性別役割分担の考え方は、これからの時代にそぐわないということを、実感をもって学ぶことができた。東氏が「父親学校」を開校し、仕事のみの生き方ではなく、地域や家庭に積極的に関わり、豊かさとは何かを求めているという話にも共感を覚えた。父親像として望まれることは、難しいことではないという。「いい父親ではなく、笑っている父親になろう」との提言に反省しきりの私であった。夫から妻へのNGワードのナンバーワンが「手伝ってあげる」 だという指摘もあった。確かに私は日常的に家庭で「何か手伝ってあげる」と言う。これは相手より自分が潜在的に優位に立って「〜してあげる」という言葉遣いになる。言われた妻にとっては、決して快いはずではないことに初めて気づかされた。

自身に自信はあれど、邪心はありません。

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