まなび舎ボートの体験ワークショップに参加〜第二回(12月10日午後)がまだ空いている模様なので是非よろしければ

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まなび舎ボートの体験ワークショップ「『探究サス』”問いず”ファクトリー!」に、小三の長女と参加しました。

会場は、逗子市久木にある築100年の民家で、トトロの家を連想させます。広々として年季の入った居心地よい空間でした。

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まなび舎ボートとは、辻義和さんが来年4月から逗子で始める予定の「放課後のヒミツ基地・探究型のまなび舎」です。辻さんは現在、柏市で学童保育と塾を運営されており、逗子でも行いたいと以前より作戦会議をしておりました。

★辻さんの活動内容については下記レポートをご一読ください。
HUFFPOST「『自分の力で未来を切り拓ける人を育てたい。』 ネクスファ副代表 辻 義和」

まなび舎ボートのコンセプトは、「放課後は、夢中に遊び合うように学び合う」

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以下、まなび舎ボートのWEBサイトより抜粋です。

放課後、こどもたちが「ぼーっと」できる余白のある居場所。やりたいことや学びたいことを見つけたら、とことん「没頭」できる空間と時間。手漕ぎ「ボート」のように、大海原へ自分の力でこぎ出でていけるような、そんな知恵や主体性を育んでいくことができる学び舎。”まなび舎ボート”は、そんな場所をめざしていきたいと思っています。

さて、ワークショップの内容について。参加者が集まると、早速ミッションの説明がありました。子どもたちが、まちの「なぜ」「どうして」をみつけてみよう!が課題です。

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指令のあと、子どもたちはチームを組んで、まちに繰り出しました。生垣や玄関、表札、看板、蜘蛛の巣、車、ブロック等々、あらゆる対象に子どもたちの「なぜ?」の声があがりました。

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横にいる大人(親)は、つい「こっちに面白いものがあるよ」と言いたくなるのですが、あくまで子どものペースを重視。子どもの目と発想を信じて、大人は遠巻きのサポートに徹します。

地図とチェキをもって、30分ほど近所を歩きました。二つのチームで40箇所以上の不思議スポットが見つかりました。それぞれの写真に対し、「なぜ?」の中身を文章にしてカードにまとめ、貼り出しました。

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ワークショップの最後は、みんなの発見をシェアリング。辻さんによる好い感じのリードで、子どもたちから意見や質問が次々と出てきました。ときに子どもから異論反論があっても、辻さんは否定することなく受け入れるスタンスなので、子どもたちは安心して自分の意見を口にしていました。

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保護者たちは、辻さんと子どもたちのやりとりを満足そうに見守っています。

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ワークショップ終了後は、保護者向けに来年4月以降の説明会。その間、子どもたちは自由時間。室内にある秘密基地に登ったり、屋根裏部屋で釘打ちに夢中になったり、それぞれ楽しそうに遊んでいました。

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今回の参加者は、保育園に通うお子さんの親御さんが多く、放課後の子どもの過ごし方についての質問がいくつかありました。「小1の壁」と言われるとおり、小学生になると生活時間がガラッと変わり、放課後の空き時間の過ごし方で不安は尽きないと思います。

その一方、私自身の問題意識は違うところにありました。それは、逗子に進学塾がやたら増えていること。この数年、JR逗子駅前および新逗子駅のビルなど一等地のテナントに、大手進学塾が次々と進出しています。

私もかつて塾業界で勤めたことがあり、塾を否定するものではありません。ただ、逗子の子どもたちの放課後が進学塾に侵食されているのでは?という懸念がありました。

個別指導塾の室長をしていましたので、学習塾が儲かる仕組みは熟知しています。小学校高学年になると「友だちが行っているから」と学習塾に通いはじめる子どもたち(←口コミ・紹介キャンペーンが最も効果が高い)。小学校や中学校の校門前に立って塾名入りのノベルティをプレゼント(←マインドシェアを高めて入塾のハードルを下げる)。

中学受験するわけではないのに進学塾に通いはじめた小学生の話しを聞くと、子どもたちの放課後のオプションが随分と限られていると感じます。部活や習い事をしている子もいるでしょうが、家でゲームやテレビを見るか、塾にいく以外の選択肢があまりない。

そうした状況のなか、辻さんの「まなび舎ボート」が子どもたちの居場所として有効に機能すると大変に心強いのでした。塾のような受験指導は要らないのだけど、子どもの好奇心が涵養されて、自分が研究したい事柄をトコトン追究できて、社会について自ら学べる場があったら素晴らしい。もちろん、宿題をしたり、勉強でつまづいている所の学習サポートもあれば尚グッド。

今回の体験ワークショップで、辻さんの目指すイメージを共有できました。私にとっての最大の問題は、長女がその気になるかどうか。小三だけに、勝算あるか!?(←以前にも使ったネタでした)

次回のワークショップが12月10日(土)午後に開催されます。今回は早々に定員を超えたのですが、第二回はお席がまだ空いている模様。逗子近隣にお住まいで、ご興味のある方、お試しになってみてはいかが?

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夕方、自宅に戻ってからはベランダBBQで、ボート部の活動に励みました。大人がボーとするには、焚き火とビールが一番です。

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