映画『みんなの学校』を観に、千葉までお出かけしました。会場は、柏で学童と学習塾をしている「ネクスファ」。一度行ってみたかった場所で、観たかった映画の上映会。予定が珍しく空いている週末の日に設定されて、これは行くしかないと。
9月と11月に逗子で「サス学」のワークショップを行いました。その講師をされた辻義和さんの勤め先がネクスファで、逗子-柏2時間の小旅行。
*サス学の詳細については、新規オープンの下記サイトを是非ご参照ください。
柏の駅はやたら大きくて、大手学習塾が沢山あるなぁと思いつつ、駅から10分歩くとネクスファがありました。
中に入ると早速、サス学の部屋を見せてもらいました。子どもたちの「問い」がいくつも貼ってありました。
サス学用の本棚には、興味深い本がいくつも並んでいました。
辻さんもいました。
もちろん、本物も。
『みんなの学校』の映画は、大阪市立大空小学校の様子を一年間追い続けたドキュメンタリー。校長先生と先生たちが子ども達とガチンコになって、みんなで学校を作りあげる物語。先生と小学生が一緒に成長している姿が伝わってくる。これが公立の学校で実現できた事実が素晴らしい。
映画の中で大学の先生が「大空小の試みを30年続けたら地域が変わる」という台詞に納得。チラシのメッセージ「学校が変われば、地域が変わる」は、「父親が変われば、家庭が変わる、地域が変わる、企業が変わる。そして、社会が変わる」のファザーリング精神と同根でした。
私自身は、木村校長が書かれた本を先に読んでいたせいで、本に書いてあった内容を映像で確認する鑑賞となりました。映画を観て、本を読んで追体験する流れが良いかも。
映画を観た後の振り返りで、ある保護者が「この映画を先生に観てもらいたい」と語りました。それは本当にそう思う。だけど、その言葉の裏に、現在の先生のあり方を否定し、相手をコントロールしたい意図があったとすれば、きっと上手くいかないのだろうなと思ったり。
映画で見る大空小学校は「奇跡の学校」のように映ってしまうけれど、先生・子ども・保護者・地域が本気になれば、きっと何処のまちでも叶えられるはず。それは、あるべき論では実現できなくて、スタートとなり原点となるのはリーダーの描く夢と、あきらめない想いにあるのだと思います。
上映会のアンケートで「あなたはこれから何をしますか?」といった質問がありました。こうした子どもたちの居場所を逗子に作れたらいいなと、私は思いました。そのためには物件を確保するための資金が必要。
ということで、とりあえず年末ジャンボ宝くじを買いました。1億円当たったら辻さんに投資して、逗子で「みんなの学校」を作ろうっと。
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