大学院に入院します。大型新入生にサークル勧誘のお声かからず。

次女が小学校の入学式を迎えたばかりですが、本日は私の大学院入学式でした。

立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科に入学いたします。
入院は二年間の予定ですが、あわよくば博士課程まで進もうと考えてもおります。

立教大学の池袋キャンパスは、クラブ・サークルの新歓で大いに賑わっていました。

私が初めて大学に入ったのは29年前です。母校は、大阪大学人間科学部です。
当時の豊中キャンパスと雰囲気が似ていて、懐かしいなぁと感じました。

どんなクラブがあるのだろう?
私も入ろうかしらん、と物色しながら歩きました。

でも、私にはサークル勧誘の声が一切かかってきません。
いかにも新入生の顔つきで三往復しましたがダメでした。

Facebookに「大型新入生が入学するのに声がかからないのはオカシイ」と投稿。(←この後、大学で健康診断を受けたら身長186cmで、1cm縮みました)

そんな投稿に、「受け身じゃだめ!自分から行かないと!!」
「可愛いJD(注:女子大生のこと)のいるところへ行きなさい!」
と後押しするメッセージをいただきました。

勇気をださなきゃ!と思い直しました。
可愛い女性を見つけたので、お声をかけました。

21世紀社会デザイン研究科長の萩原なつこ先生です。
これから師弟関係にて、お世話になります。

又、新入生歓迎会では同期の櫻井さんとご一緒に。
一年前に広尾のカフェでお会いして、ここで再会したのは必然でした。

他にも、25年前に私が環境教育のボランティアをしていたとき、清里や神楽坂でお見かけした方とも邂逅。ご縁を感じた入学式でした。

学生証もいただきました。学生になった実感がわきます。
こちらのパスを使い、立教大の図書館が私のサードプレイスになりそうです。

池袋のジュンク堂には、立教大学経営学部教授の中原淳先生コーナーが出来ていました。

この春、中原先生が東大から立教大学へ転身されたニュースは衝撃的でした。

実は、大学院をどこにしよう?と考えたときの選択肢の一つに、東大の中原ゼミも検討していました。問い合わせたところ「募集していない」と回答あり。

立教大に中原先生が来られると知っていたら、中原研究室(大学院)に応募した可能性が大ありです。

ともあれ、私が立教大生になったタイミングと被ったのは偶然なのか、必然なのか。中原先生の授業を履修しようかしら。

池袋からの帰りの電車で、中原先生の新刊『働く大人のための「学び」の教科書』を読みました。本書の解説は下記URLをご参照。

http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/8445

私のいまの心境にフィットした箇所を転記します。

越境することを通して、時に違和感を感じ、自分のやるべきこと、やりたいことを見定めること、そして外の世界を知ることは、今後、より大切になってきます。

わたしたちの生きる社会は、仕事人生が長期化する、いわゆる「長期間労働の世界」に、わたしたちはこれから入っていきます。そのような時代にあっては、自分の慣れ親しんだ家庭と職場の往復生活では、いささか心許ないのです。

最大の理由は、自分の慣れ親しんだ場所しか知らず、他をまったく見ない状況というのは、自ら学び直す必要性を感じたり、振り返りの機会が大きく疎外される傾向があります。すなわち「仕事を通じた自分の成長」が脅かされる可能性が高くなってしまう、という問題が生まれやすいのです。

「100年ライフを生き抜くスキル」と本書のサブタイトルが付いています。立教の入学式でも総長が「人生100年時代の学び」が強調されていました。

人生100年で考えれば、40代・50代は中間地点。マラソンでいえば折り返し地点。山登りでいえば五合目の登山口。これまでの人生は序盤戦。これからが本番です。

 

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