鮎川詢裕子『最高のリーダーほど教えない』

「教える」から「気づかせる」

本の帯に書かれた文字に目が留まり、『最高のリーダーほど教えない』を読み始めました。

ひたすら「気づかせる」の一点を述べた本でした。私もカウンセラーの端くれとして、気づかされることの多い本でした。

リーダーのあり方と、気づかせるためのコミュニケーション手法の解説は、具体的で分かりやすい。

教えても、説明しても、怒鳴っても、部下が変わらなかったのは、そこに「気づき」が起こっていないからです。

(中略)

「気づき」が起きると、人は自然と変わりだします。他人に言われた言葉ではなく、自分の内側から湧いてくる答えなので、そのエネルギーは他人に言われた指示やアドバイスの比ではなく、自分を突き動かす力になっていくのです。

本書を手にとったのはもう一つ理由がありました。今度セミナーを行うクライアントから相談を受けました。

「1on1ミーティングを導入したが、上司が一方的に話すばかりで上手くいっていない。コミュニケーションの方法も教えて欲しい」と。

私はその話しを伺いながら、手法の以前に、世代間の仕事観が異なるせいだろうと捉えました。

相談を踏まえて、セミナーのスライドを作りました。

『最高のリーダーは・・』ではジェネレーションギャップの問題は扱われていませんでしたが、中国人とのカルチャーギャップには「気づかせる」が有効だったと書いてありました。

価値観が大きく異なる相手に対し、自分の枠組みで教えても話しが通じないのが普通。リーダーがアプローチを変えなければ、上手くいきません。

アプローチを変えるための手法が「教えない」と決めること。

最後に感想を一言。

教えないということを教えるという自己矛盾

禅問答のような。。

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