シンガポール旅行から帰ってきました。2泊4日の弾丸ツアーで、あっという間の休暇終了。
わずかな期間しか滞在していませんのでよく分かったわけではないですが、シンガポールは Children First が出来ていた国でした。
シンガポール航空の機内食で子ども用が先に出たり、電車に乗れば子どもに席をいつも譲ってくれました。ほか、子どもが大事にされていると感じた場面が何回かあり。
地下鉄のポスターでも、子育てを仕事より優先するよう推奨をしていました。
逆に気になったのは、店員さんの愛想がないこと。レストランでは店員が無愛想に接客するのが普通です。セブンイレブンでレジ前に立っていても、日本のように店員がレジにすぐやってくることはありません。
サービスが悪い!と人によっては思うのでしょうが、「お客様は神様です。」みたいな商売をしているのは日本だけかもしれず。グローバルスタンダードはむしろ無愛想でしょう。
走っている車はトヨタなど日本車が大半で、高島屋や伊勢丹、ユニクロ、ダイソーがありました。日本が経済成長した時期に育った私は「日本の製品や会社があって凄い!」と思ってしまうのですが、娘たちからすれば大した驚きでなかった様子。育った時代が違うと改めて思いました。
シンガポールでは様々な罰金がありました。チューイングガム、地下鉄内の飲食、横断歩道ではない所で道路を横断、公衆トイレで水を流さない、ゴミのポイ捨て、ツバや痰を吐く等々すると、バッキンガム宮殿です。
深夜10時半以降は、お店でお酒を買うことができません。
アルコール深夜購入禁止のポスターをみると、2015年4月施行で最近できた法律です。受動喫煙禁止法ですら揉める国と、社会的合意がスムーズにいく国の違いは何だろう?と考えたり。
常識が国によって違うと知ること。普段住んでいるところで当たり前と思っていることが、別な場所では違う当たり前があると体感できたのが、久しぶりの海外旅行で学んだことでした。
帰りの飛行機で、大学院で紹介されたロバート・パットナム著『われらの子ども』を読みました。分厚い本で、何度も落ちました。
アメリカの格差拡大について膨大なインタビューとデータが紹介された本でした。アメリカ社会の悲劇が、いずれ日本にやってくると思えて身震いしました。
本の帯にあった <私の子ども>から<われらの子ども>へ を目指したい。
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