パパの育休サロンvol.4でパパ育休最前線を体感

ファザーリング・ジャパン主催「パパの育休サロンvol4. 育休からの復帰に備える」にスタッフ参加しました。

本企画のリーダーは橘パパ(下の写真左)で、育休三回経験の強者です。(←先日インタビュー記事をアップしました)

講師はFJ理事の塚越学さん(写真中)と、育休後コンサルタント・山口理栄さん(写真右)。FJが誇る育休伝道師のお二人です。

塚越さんから男性の育児休業に関する課題と現状、山口さんから最先端のリアルな状況を教わりました。パパ育休の最前線を知ることができ、学びが大きかったです。

参加者からの質疑応答も活発で、次々と手があがります。参加された方達から発せられる数々の悩みと、講師からの的確なアドバイス。見応えがありました。

塚越さんが「さんきゅーパパプロジェクト」を立ち上げたのが2010年3月9日でした。山口理栄さんが育休後コンサルタントで独立したのも、奇しくも2010年の同時期でした。

9年前、男性の育児休業取得率は1.23%と希少で、育休取得した父親はパイオニア的な存在でした。その後、男性の育児休業取得率は5.14%(2017年度)と増えましたが、マイノリティな状態に変わりはありません。政府目標13%にほど遠い現状です。

子育て世代のパパ達の意識と行動は、9年前と比べものにならないほど高まっていると実感します。例えば、育休を取得しているパパたちが口にする悩み、例えば「育休復帰後に適応できるかどうか不安です」といった発言などが、ママたちからよく聞く内容と似てきました。それは、リアルに子育てを実践している証拠でもあります。

パートナーである妻たちの働き方も変わりました。共働きが主流になり、夫婦パートナーシップの重要性が増しています。

それに対し、依然として変わらないのが経営管理職層のマインドです。古い家族観と仕事観がアップデートされていません。パパ育休が進まない元凶といえます。

FJはイクボスプロジェクトで経営管理職層への意識変革を促す活動をしています。仕事と子育ての両立で悩み、葛藤するパパやママ達の話しを聞いていると、今後もしつこいくらいにイクボスをやっていかねばならないと気持ちを新たにした次第です。

それから、終了後に声をかけてくれた若いパパがいました。ファザーリング・ジャパンの学生団体で熱心に活動されていた岩野さん。私が知り合った当時はもちろん独身でしたが、立派なパパになっていました。

世代交代が十数年後に起きるので、職場の働き方は必ず変わります。でも、それまでは我慢を強いられるパパたちがいます。いま現役のパパや、これからパパになる人たちが子育てライフを楽しめるように、今後もしつこいくらいにイクボスを進めないといけないのだと思った次第です。

職場の働き方が変わる日はきっと近い!

乳幼児を連れたご家族連れの参加が多かったです。子ども達が会場を走り回ってもOKな雰囲気があり、FJらしいセミナーだなと思いました。

ちなみに、スタッフである私の役割は、子どもたちの見守りと遊び相手。乳幼児と戯れるのは得意です。

久しぶりの「人さらいじゃないよシリーズ」。

最後に・・

3月8日に配信したファザーリング・ジャパンのメルマガに塚越さんが寄せた巻頭メッセージを転載します。
↓メールマガジンの登録・配信先変更・配信停止はこちら↓
https://regssl.combzmail.jp/web/?t=cf27&m=h8t8

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[1] 育休を取りたい人が当たり前に取れる社会へ(つかごし理事)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
明日は3月9日。
この日が来るごとに、2010年3月9日(サンキューの日)に私が
リーダーとしてFJで立ち上げた男性育休促進事業「さんきゅー
パパプロジェクト」を思い出します。

そしてこのプロジェクトリーダーとしてデビューしたのが、
その前日3月8日、国際女性デーの国連イベントでの登壇だった
のは忘れられません。

当時、男性育休取得率は1.23%。
先行研究では、男性が育休を取らない理由は経済的負担であると
指摘されていました。

そこで、基金を立ち上げ、産後4週間以上休むパパを経済的支援
しながら、意識啓発のe-learning、SNSにて育休パパ同士を
ネットワーキングする事業を立ち上げました。

期間限定でありながら、経済支援枠はすぐに埋まり、
育休パパたちをメディアにたくさん紹介でき、イクメンブームの
一翼を担えました。

5年後、国は少子化社会対策大綱で産後8週間内に父親の休暇
取得率80%を目標にし、内閣府が「さんきゅうパパプロジェクト」
を立ち上げました。

同時期にFJで実施した「隠れ育休調査」では有給で育休を取得した
父親が46%。これは、4年前に実施した「隠れ育休調査」47%と
変化がありませんでした。

目標80%まで隔たりがあり、その原因は経済的負担というより、
上司にあることが調査から分かってきました。

そこでイクボスプロジェクトをより推進し、今日に至ります。

現在、男性育休取得率は5.14%。
国の目標値2020年13%からは未だに遠いです。

しかし、金融業は13%を超え、情報通信業も近い数字まで来ています。
変化の兆しは出ています。

ここ1,2年、業界を問わず、男性の育休100%取得を進めています
という企業に本当によく会います。

男性育休取得促進に限定したガイドブックを作りたい、
男性育休取得をテーマとした管理職研修してほしい、
男性の育休推進をテーマに男性社員向けセミナーをしてほしい、など
的を絞った問い合わせが増えており、9年前にはなかった流れです。

そして、同時に、取得期間の多様化、取得タイミングの多様化、
取得中のライフの内容の充実、取得後の働き方・マネジメント・
両立方法の多様化が起き始めています。

この流れは今は大企業が中心。時間差で全体に広がっていくにしても、
このスピードではもう10年かかってしまう懸念もあります。

次の一手を探るため、4年ごとに行っている「隠れ育休調査」を準備中。
そして、3月10日には「パパ育休サロン」の拡大版も実施します。

男性育休は日本の様々な要因が複雑に絡み合うものです。
育休を取りたい人が当たり前に取れる社会へ

これからも実現に向けて考え、行動をしていける仲間を
増やしていきたいと思います。

ファザーリング・ジャパン理事 つかごしまなぶ

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA