587ページの純愛小説を一気読みした連休の夜。逗子在住の作家・折原みとさん最新刊『幸福のパズル』

先日、レポートを書くために森戸海岸のデニーズにいくと、漫画のポスターが貼ってありました。著者のサイン色紙で、「葉山が舞台の物語です!」と書かれていました。

少女漫画かと思い、自分は読者対象じゃないなと。でも、妻が「昔、折原みとさんの小説をよく読んだ」と話していたのを思い出し、ちょっと気になったので検索すると、作者の折原みとさんは逗子在住。ワォ!(→折原みとオフィシャルブログ「海とわんこと折原みと。」

さらに、インタビューを読んで(BOOKS SHORTS「折原みとさんインタビュー」)、インタビュアーのセリフに私のアンテナが反応しました。

『幸福のパズル』は、王道の恋愛小説であると同時に、葉山の町おこし小説とも言えますね。

葉山の町おこし小説となれば、読まないわけにいきません。

新逗子駅の本屋さんにいくと、お目当ての『幸福のパズル』がレジ横の棚に平積みされていました。写真を撮り忘れましたが、こちらにも著者のサイン色紙あり。

純愛小説、587ページの厚さに、ひるみつつ、夕方よみました。深夜よみおえました。

葉山の地名やお店が沢山でて、馴染みのある場所も多く、ドキドキハラハラの展開に一気読みとなりました。

私がアンダーラインを引いたのはこちら。←「そこかよ!」と突っ込まれそうですが。

いつ来ても、葉山は平日とは思えないほどゆったりした時間の流れる町だ。ここにいると、都内の会社に帰るのが億劫になってしまう。危険だ。そんな気分に取りつかれて都内から葉山に移住し、仕事も早期リタイヤしてしまう人たちのことを、この町では「葉山病」と呼ぶらしい。

逗子に引越して間もないとき、次は葉山の堀内や森戸あたりに住めたらいいなと思ったりしました。が、「葉山病」に罹る危険を察知し、葉山移住を諦めた経緯あります。

あと、小説ではクラシックホテルが主要な舞台なのですが、葉山で心当たりのホテルが思い浮かばず。ホテル音羽ノ森とは違う感じ。

どこなのだろう? と思ったら、奥付に富士屋ホテルと記載ありました。行ったことありました。描写どおりな箱根のクラシックホテルでした。納得です。

(四年前に妻の弟の結婚式で富士屋ホテルに行ったときの写真)

と、小説のストーリーに全く触れない読書感想文でしたが、恋愛小説が好みかどうかに関わらず、葉山が好きな方にオススメしたい本でした。

ご興味のある方は講談社の特設ページを。

逗子を舞台にした小説もあるようなので、今度読んでみようっと。

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