連合主催の女性リーダー養成講座。前々週の東京会場につづき、大阪で講師出番でした。
演題は「自分らしくいきいきと活躍するための極意」。テーマは心理的安全性を確保するチームづくりです。
心理的安全性の解説に、みなさん納得の表情を浮かべていました。組合活動と心理的安全性の概念は親和性が高いと実感します。
心理的安全性には留意点があり、心理的安全性を高めればそれでよい、というわけではありません。
「責任」や「挑戦」といった要素がなければ、快適(コンフォートゾーン)ではあるけど「ぬるま湯状態」に陥ります。成長はなく、変化に弱い組織になります。
快適という観点から、「好意的性差別」の話題も提供しました。
上司が「無理しなくていいよ」と声をかけてくれる優しい人だと、居心地がよいかもしれません。ただ、その上司が女性にのみそう言っている場合は、「女はダメだ」といった敵対的性差別を同時に抱いている可能性が高いため要注意です。
午前三時間が私の持ち時間で、9時から10時半まで心理的安全性のレクチャーと、価値観と弱みをたしかめあうグループ演習を行いました。
後半はプロトタイピング(試作品づくり)の手法で、寸劇ワークショップ を実施しました。
約70名、10グループが自作自演のシナリオで「誰もがいきいきと働いている職場」を表現。それぞれ、アウトプットのレベルが高くて、素晴らしかった。
リアルな職場設定で上司部下のやりとりが描かれていて、明日からすぐに実践できるシナリオばかりでした。
寸劇では、ドラえもんとミッキーマウスも出てきました。
井上局長のまとめが「想像」と「創造」で、まさにそのファンタジアが実現されていました。
寸劇ワークショップは、主体性が発揮された仕事で、チームの人間関係が良好であると高い成果を出せると実感できる演習です。全員が主人公になりました。
今回も皆さん、いきいきとされていました。それぞれ持ち帰っていただき、現場でも活躍くださることを祈ります。
それから、私の趣味である読み終えた本プレゼントにもお付き合いいただきました。
上野千鶴子先生と田房永子さんの対談『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください』。上野先生のいう、常識の関節外しが見事で目から鱗ボロボロの本でした。
もう一冊は癒し本。OZマガジンの最新号はスパ・銭湯・温泉特集。大磯プリンスホテルのサウナが気になりました。
連合のFacebookページにも早速レポートされていました。ありがとうございます。
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