サス学おとなバージョン@逗子vol.2開催レポート!並み居る子育てジッセンジャーが集結

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ブログで告知していました「サス学おとなバージョン@逗子vol.2」を開催しました。
(⇒第一回のレポート「満員御礼!サス学おとなバージョン@逗子レポート」はこちら

今回は、小野寺愛さん、永井巧さん、村上朝鼓さんと逗子の並み居る子育て実践者=ジッセンジャーが揃いました。鎌倉、藤沢、横須賀、さいたま市からお越しくださった方も。逗子に移住されたばかりのasamiさんも強力メンバーです。

冒頭で自己紹介をしたあと、ネクスファ副代表・辻義和さんから「サス学への招待」のプレゼン。終わるや続々と、参加者からあふれるような「問い」が発生。いずれも「自分、又は自分の地域だったらどう展開するか?」に基づいたジッセンジャーの質問で、辻さんが柏の実践に基づいて丁寧な回答あり。みなの納得度が深まりました。
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問い探究「サス学を地域でどうやって展開するか?」で白熱教室となった場は、まさにサス学の子どもたちに起きている学習プロセス《インプット→アウトプット⇒さらなるインプット⇒さらなるアウトプット》でした。

予定の90分がディスカッションでほぼ終わる勢いのなか、ワークショップ「なぜマグロは大量に死んでしまったのか?」も実施。

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子どもたちの興味を引き出すための小道具も登場。今回はマグロの切り身、シーチキン。子どもたち、ガン見で身を乗り出しました。

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サス学おとなバージョン@逗子vol.2は、具体的に動き出す手応えと熱気を感じる場となりました。最後に「2018年に逗子でサス学をする!」と辻さんから宣言あり。乞うご期待!


 

小野寺愛さんと松園亜矢さんがFacebookに素敵なレポートを投稿くださいました。それぞれが異なる視点での感想で、興味深い。転載で、ご紹介します。(愛さん、亜矢さん、ありがとうございます^ー^)

小野寺愛さん

今日は同じ町に住む子育て仲間、ネクスファの辻 義和くんにお話を聞いてきました。

千葉県柏市のネクスファ(http://next-ph.jp)は、子どもを中心におき、体験型の時間を大事にする民間の学童保育。学童部門も素敵だけど、今日はとくに併設している学習塾部門についての話。ポストお受験時代のいま、受験のための勉強ではなくて、考える力・共感する力を育む塾をやろうというのが、いい。しかも子どもにとって居心地のいい「ホーム」となっている学童施設に併設しているのが、とってもいい!

塾では、小学校高学年の子どもたち向けに「サス学」という名前でサステイナビリティー教育をしています。7〜8人の異年齢チームで子ども自身が問いを立て、調査し、フィールドワークに行き、議論して、それぞれのやりかたで発表する。週に1回×10〜15回、1学期まるまるかけて、ひとつのテーマに取り組みます。

<これまで実施してきたテーマ(一部)>
・食と農: 「食べること、農業のことを知ろう」
・エネルギー: 「天ぷら油が地球を救う!?再生可能エネルギーで夏祭り!」
・ライフデザイン: 「いまの自分を知り、未来の自分を考えよう」
・未来づくり: 「未来の仕事をつくろう」
・生き物の進化と環境: 「環境問題と、生き物の進化について学ぼう」
・スポーツと社会: 「未来のオリンピックをつくろう!」

「でも、なにかを調査して発表するのって、気が重かったりしません?私、小学生のとき歴史上の人物を調べて発表しよう!っていう課題、実は嫌だったな〜」

という質問に対して、辻くんが言ったこと。

「夏休みの自由研究や宿題もそうだけど、感想文を書きましょう、そのために本を読みましょう・・・って、インプットしないうちからアウトプットを求められちゃうと、苦しいですよね。でも、自ら問いを立てて、体験型で自分の中に情報がたくさん蓄積されて、そのあとに “さて、じゃあこれをどうやって発表しようか” と投げかけると、伝えてみたいことはあふれるように出てくるんですよ。発表のスタイルも自由だし、仕上がらなければ途中のままで友達に共有してもいい。インプットもアウトプットも、強要はしません」

なるほどねー。そうだよねー。すごくいいなー。めちゃくちゃいいなー。だからこんなことを逗子でもはじめようよ、という趣旨の集まりだったのですが、なんだか・・・ これは私塾ではなくて、公教育の授業の中で取り上げられるべき話なんじゃないかという思いもフツフツ。どうやったら学校の中で「サス学」的なものが取り上げてもらえるのだろう。作戦会議は、続きます。

脱線するけれど、個人的に面白かったのが、1年生から大人までの皆が立てた問いを並べて、傾向性を見ていったときの話。

黄色い付箋(=低学年)には、びっくりするほど大きな問いがたくさん。
「どうしてこの世はあるの?」
「なぜ地球がまわるのが感じないの?」
「トマトはなんで赤いの?」
「どうして人はなく?」

ピンクの付箋(=高学年)になると、聞き知った知識の上に問いが立つことが多い。
「マグロがたくさん死んじゃったのはなんでだろう?」
「地球に人は、いつまで住める?」
「円周率はどこまで続く?」
「ロボットは敵か、味方か?」

緑の付箋(=大人)は、自分ごとが多い。
「好き嫌いはどこからくるのか?」
「人はなぜ忘れるのか?」
「なぜ打ち合わせが長くなるのか?」
「なぜみんなと同じだと安心するのか?」

大人になるにつれて、前提知識が増え、立てる問いに自分ごとが増えていく。これ、当たり前のようでいて、すごく「へえー!」と思いました。あらためて感じたのは、小さな子たちが持っている大きな問いに対しては、理屈じゃなくて体験から、自分なりの答えを見つけるお手伝いをしたいということ。高学年の子たちの問いには、自分なりの実験や試行錯誤を自由にできる環境が必要だということ。そして大人には、思いをぶつけあう対話の時間が大事なんですね。

・・・なんてあーだこーだと話していたらあっという間の2時間。地域でいい場作りをしたい大人たちの高揚感、好きです。今日も楽しかった!

*「サス学」は、逗子では2018年開校予定で準備中。子どもの「ホーム」となる場所、絶賛募集中です。お心当たりのある方、ぜひ教えてください〜♩

松園亜矢さん

【サス学】

いやはや、またまた楽しげな事を教えてもらっちゃいました。

柏市で
学童保育×塾×あらゆる体験の場
をされている
「ネクスファ」
https://www.facebook.com/nextph/
の辻さんの大人のためのサス学ワークショップ、行ってきました。

学童と塾と体験の場とそれぞれの関わり合いがすごく絶妙な上に、塾の中の一つに
「サス学」
と言う、こどもの五感をフルに使って楽しく学んでいくものがあるんだそうです。

サス学は少し前から聞いてはいたの。
聞いてはいたけど、こんなに楽しげなものだったとは!

例えば今回は。

「マグロが大量に死んじゃったのはなんでだろう?」
と葛西臨海水族園でのマグロの大量死のことを投げかけられ

ストレス?
病気?
地震の前触れ?
放射能?

とか声が上がるわけです。

で、そこで答えを一気に出すんじゃあ、マグロがかわいそうってなもんで。

マグロって言ったら?と問いかけると
美味しい!
お寿司!
刺身!
赤身とトロがある!
ツナもマグロ!
止まったら死ぬー!
でかいー!
など意見が次々に飛び出すわけです。

ここら辺でまだしらっと白けている高学年の子もいたりするらしいのだけど、ここで秘密兵器投入。

マグロと言えば…と、
マグロの刺身やツナ缶なんかを出すと
「お、うまそう」
と身体が前傾になるんだとか(笑)

ただ単に
「マグロ」
と漠然と言われても、家族でもなければペットでもなく、身近に触れる魚でもないから、自分からは遠い存在…って感じ。

でも、遠い存在だと思ってたマグロも、切り身になっての刺身だったり、ツナ缶だったりすると
「あ、俺知ってる、それ」
と一気に身近に。

マグロって言っても、種類があるらしいけど、それ知ってる?
あ、刺身のパックに書いてあるじゃん!
クロマグロだー!
ツナ缶にも書いてあるじゃん!
キハダマグロー!
とかまた声が上がり、そして面白い事にどんなお題でも博士みたいな子があらわれ、詳しい事をやたらと知っていて披露してくれ、みんなから一目置かれたり、意外な素顔が垣間見れるそう。

マグロ、美味しいけど、日本人はどれくらい食べてるんだろうね?
どのくらい獲ってるんだろうね?
どこで獲れるんだろうね?
クロマグロ、絶滅危惧種に指定されたって!

など、ちょっと投げかけていくと、日本人の食生活や食習慣にも目を向ける事になるし、漁業のことや世界の事、海流や気候に環境問題まで広げていく事ができる。

寿司ネタで大好きなマグロ。
それを取り巻くいろんな事に思いを馳せて調べていくと
「こうみたいだよ?」
「こんな事もあるみたいだよ?」
と誰かに教えたくなる。

そこでインプットしまくった後にはアウトプットを必ずするんだそう。
(魅せるデータや記事の作り方を知るために新聞社に教えてもらいに行ったりもしたそう!)

たった一つの事柄から世界の事や環境の事にまで発展すると、
「あー、つまんねー」
な受け身でモノクロな世界から、
「あれはどうなの?これはどうなの?」
と自ら問いを立てることができる、カラフルな世界に見え始めると思うの。

いろんな事を教えてもらったり、本を読んだりするよりも、より深くインプットされるのは間違いない!

こどもたちの大好きな「うんこ」だって、そもそもなんで臭いのさ?
なんて問いを立て始めたら、最終的に行きつく先は無限大だよね。

こんな学び方をしたら、生きていくのがもっと楽しくなると思うし、知識も右から左へ素通りする事なく、どんどん自分の中に溜まっていくはず。

そんな素晴らしい学びの場が学校で実践されたら一番良いのだけど、なかなかそうもいかないから、2018年までに柏に次いで逗子でもサス学が展開される予定とか!

さらにさらに、鎌倉ではひと足お先にサス学が展開されるかも!との事で、サス学ゴールデンエイジ(小3から中2)をお持ちの皆さま、一緒に楽しんでみませんこと?

机の上でカリカリ勉強するだけなんてもうナンセンス!
(実際、学生時代にカリカリ勉強してなかった人たちのほうが、面白くて瞬発力のある大人になってるしね)

みんなで楽しい学びの場を作っていこうじゃあないですか!

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