篠田さん@FJK理事長とソーシャルキャピタル談義なインタビュー

「肺に腫瘍がある」と医者に言われた29歳。
自分の人生を考え直した。
公務員していた。
このままの生き方でいいのかなと考えた。

世の中、子ども達のために何かできないか。

FJ全国キャラバンで大阪に出かけました。
(→ブログ「FJ全国キャラバンOSAKAツアー!大阪の夜は一等盛り上がりました」

大阪に来たついでに、NPO法人ファザーリング・ジャパン関西(通称:FJK)理事長の篠田厚志さんにインタビューの時間を作ってもらいました。

篠田さんがFJに入会されたのは2010年11月。当時のことを覚えています。

「父子でヒッチハイク旅行してましてん!」
「父子で琵琶湖一周自転車旅をしたんよ!」

初対面の印象は、短髪パーマでイキのいい兄ちゃん。おやこヒッチハイカーを名乗り、ワンダフルな父子旅行を鼻息荒く語る姿に、いまどきの’ヤンパパ’(ヤンキー・パパ)と私は思ってしまいました。

仕事は大阪府職員(当時)と聞き、「はみだし公務員にちがいない」と勝手な想像をしました。実際は大阪府庁で人事採用を任されて、期待のホープだったのですね。

そして冒頭のセリフにあるように、篠田さんが公務員を辞められたときのライフヒストリーはダイナミックなものがあり、聞き応えがありました。

ともあれ、今は
泣く子も笑うNPOの頭領です。

普段はおもろい話しをして周囲を沸かせるリーダーですが、天満橋駅近のFJK事務所を訪ねると熱心に仕事するビジネスマンの顔でした。

知人の息子さんのドラクエ進捗を確認するのも仕事のうち。デキる男はマルチタスクをさらりとこなす。さすが!

大学院の研究で、ファザーリング・ジャパン(通称:FJ)でアクティブに活動する会員にインタビューをして回っています。今回の調査でとくに明らかにしたいのは「社会関係資本(ソーシャルキャピタル)とFJネットワークの関係」です。

「FJの活動で知り合うネットワークは社会関係資本となる」という仮説に基づき、社会関係資本がどのように作用しているか、各々にFJネットワークがどのような価値をもたらしているかをインタビューで確認しています。

通常「社会関係資本とは・・」と簡単に説明してからインタビューに入るのですが、篠田さんはソーシャルキャピタルに関して相当に詳しく、これだけで議論が一時間くらい続く勢いでした。

自分だけでは子どもの世界観を広げるのは限界がある。FJと出会って、違う属性で子育てをしている人たち、例えば経営者で子育てを全面に出している人と「育児」というキーワードでつながれることの面白さや可能性をすごく感じた。

本来、FJはソーシャルキャピタルとしての機能はすごく高いと思う。普段自分たちの仕事、オフィシャルのなかでは決して巡り会わないような人たちとのつながりがあったり、その人の先に全然知らない世界がある。そういうものがFJやFJKのネットワークでは存在している。

自分たちの経験や知見を活かす場としての機能。自分たちの子どもたちの世界や経験、価値観を広げる機能。この二つの機能がある。そうした機能を、ソーシャルキャピタルたるパパのネットワークはもっと前に出していいんじゃないかと思っている。

FJに入って会社や組織をあまり出さない人がいるが、一人ひとりのパーソナルをもっと出せたらいい。パーソナルや違うセクターの人とつながれることが、社会関係資本の一つと思う。

篠田さんは公務員時代にNPOの勉強をしていたなかでFJのことを知り、興味関心をもったとのこと。FJ会員は自身が子育てするなかで講演会や検索でFJと出会うケースがほとんどですが、篠田さんは違うルートで入った珍しいケースです。

堺でパパイベントに参加し、FJKの初期メンバーである和田さんや桜井さんと出会い、彼らと「父親」というセグメントで交流したら楽しいだろう。そう思ったのが入会した直接のきっかけです。

入会当初はつかずはなれずの立ち位置でいたのですが、FJKを立ち上げる際に運営チームに入り、法人化にあたって理事に就任。そして2013年8月、FJK事務局長として辣腕を奮っていた井岡さんが亡くなられたことで代役を務める形になり、2015年 FJK理事長になりました。

篠田さんが打ち出すプランは発想が豊かでありながら、公務員の仕事経験で培われた緻密さと交渉力がNPOの事業経営に活かされています。それらノウハウも含めて、夜の部でたっぷり語っていただきました。

FJ全国キャラバンOSAKAは反響が非常に大きかったです。続編が企画されることに期待したいところです。

今後も、FJKの活動にご注目ください!

 

 

 

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