逗子の図書館で借りた本で、日本のスターバックスのルーツが逗子にあったと知る

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書店の棚を眺めるのが好きで、個性的な棚展開をしている店に入ると書店員の意思を感じ、普段買わないような本を買ってしまうことがあります。この間も表参道の青山ブックセンターに寄り、デザイン系図書の棚展開に迫力があって、普段は手にしないデザイン本を大量に買い込んでしまいました。

逗子の図書館が最近、棚展開に凝っています。設定したテーマごとに類書を並べ、本を手に取りやすい工夫がされていると感じます。先日図書館に寄ると、1階の特設コーナーで『あえてつながらない生き方』と『生きるためにつながる』の二冊が並んでいて、この置き方は面白い!と思って二冊とも借りました。

『あえてつながらない生き方』はリッツカールトンの高野元社長がホスピタリティを説いた本で、Facebookの友達でつながったつもりになっている現代人に警鐘を鳴らす内容でした。iphoneを見過ぎの我が身をふりかえり反省。

『生きるためにつながる』の本は、渋谷のシェアオフィスの話しから始まり、よくあるイマドキの若者論かと思いつつ読み進めると、中段で鎌倉や湘南の店や人が沢山でてきて引き込まれました。もちろん、逗子の話しも出てきます。該当箇所の写真と引用を載せます。

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1970年代に雑貨とカフェの融合店「アフタヌーンティー」を生み出したサザビーリーグの創業者も、逗子の小売業の家に生まれ育ち、石原兄弟とも親交があった。

サザビーといえば、スターバックスが日本に進出するときに提携した会社だなーと思いつつ、創業者が逗子の人だったんだと知って興味をもって、少し調べました。そうしたら、本文にある「逗子の小売業の家」とは、逗子の人なら誰もが知る「スズキヤ」と判りました。そして、日本のスタバのルーツが逗子にあった、という事実にも行き当たりました。Wikipediaで「スズキヤ」を検索すると出ています。

サザビーリーグ – 創業者が鈴木家出身
スターバックス – 日本法人初代社長が鈴木家出身

スターバックス・ジャパンの創業者である角田雄二氏は、サザビーの創業者である鈴木陸三氏の兄であり、ともにスズキヤ一族。角田氏の苗字が違うのは、葉山の日影茶屋に婿養子したため。だから、逗子に唯一ある駅前のスタバは、スズキヤの中にあって、日影茶屋が同居しているのか。

なんて、へぇ〜ボタンを30回くらい押しました。

逗子の人はセンスがよいと常々思うのですが、アフタヌーンティ&スターバックス的な洗練されたセンスがあるのだな、と納得です。(・・逗子にアフターヌーンティーのお店はないのですが)

そうそう、本でいえば、私も所属するNPO法人ファザーリング・ジャパン理事で、NPO法人コヂカラ・ニッポン代表理事。そして三井物産ロジスティック・パートナーズ代表取締役もしていて、でも「仕事は副業で、本業はPTA会長だ」と以前はよく口にしていた川島高之さんの人生初となる単著が昨日発売となりました。ワーク&ライフ&ソーシャルの三本柱の人生を説いた良書です。

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タイトルは『いつまでも会社があると思うなよ』。ぜひ、お手に取ってくださいネ。

川島さんは今、上場企業の現役社長でありながら、「元祖イクボス」で全国から講演で引っ張りだこ。今年の初めに、逗子市の幹部研修でイクボス講演もしてもらいました。好評でした。

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