FJパパ・インタビューはつかごしさん。イクボスプロジェクトのPR動画もアップしました。

長男が生まれたとき、2週間の有給休暇を取りました。
あれがなかったら2人目も3人目は生まれてないし、
3回の育児休業も取っていなかったです。

FJパパ・インタビューは、塚越学さん。ファザーリング・ジャパン理事で、さんきゅーパパプロジェクトのリーダーであり、イクボスプロジェクトの牽引役。

つかごしさんのトークは切れ味抜群で、エビデンスに基づいた論理展開が特長。極めて優れた説得力を有する人物です。

FJが政策提言もできる「明るい圧力団体(←白河桃子さん評)」になれているのは、つかごしさんの功績に依るところが大です。

FJを知ったきっかけは?

日経新聞の記事です。FJがパパ力検定を仕掛けて話題になった頃で、どこかの大学教授と安藤さんの対談記事でした。二人の話しがかみ合っていない対談だったのですが、安藤さんのインパクトがでかかったですね。おもしろいことをやっているなーと。

ちょうど妻のおなかに子どもがいた状態で、父親の団体に興味をもちました。大きいメディアに載るくらいなので、会員1千人はいるのかと思って調べたら50名。なんだこりゃ!とも思いました。

それ以前から、NPOに関心を持ち始めていたのもありました。ファザーリング・ジャパンがNPOという組織形態をもち、安藤哲也という男の存在を知り、自分もそろそろ父親になるぞ!というアンテナがぴったり一致したわけです。

NPOに関心をもった理由は?

この話しをすると、長くなりますよ(笑)。この間、CPAトークスで20分話しました。(参考:https://cpa.mynavi.jp/column_mt/2019/04/479.html

端折って話すと、私が会計士になったのは、エンロンなど世界の大手企業で粉飾が相次ぎ、アーサーアンダーセンが解散した時期でした。日本でもカネボウやライブドアの不正が騒がれていたときに、会計士になったんですね。

すごく忙しかったですが働きがいはあったし、社会的意義もある。一方で、資本主義社会な空虚感みたいなのも感じ始めていました。

そうした背景からNPOの勉強を始めたところ、欧米のNPOは大企業並みにデカくて高学歴の人材が活躍していると知りました。日本にもいないのか?と思ったら駒崎弘樹さんがいて、彼の『「社会を変える」を仕事にする』を読みました。(注:つかごしさんは認定NPO法人フローレンスの監事もされています)

NPOを支援する会計士系の団体に入り、本業をやりながらNPOの本を読み、コーディネーターの資格をとりました。

そうしたタイミングで子どもが生まれ、たまたま日経新聞で安藤さんの記事をみて「あ、NPOだ。父親だ。面白そうだ」という三点セットで、FJに入会しました。

入会した後に安藤さんが大田区の「子育て わいわいフェスタ」に来たので、「代表に会えるぞ!」と思って行きました。その二年後から毎年そのイベントで、今度は私が登壇することになるのですが。

FJの活動にコミットした理由は?

子どもが生まれる前日に「秋葉原通り魔事件」が起こりました。あの事件がなかったら、たぶんFJの理事にはなってないし、こうした活動をやっていないと思うんです。

メインクライアントがあった秋葉原で日曜日に事件があり、月曜に現場をみました。子どもが生まれるときで、監査室に入ったら妻から連絡がきて、病院に行きました。

そのとき現場を通って、「怒り」の感情が湧き起こりました。これから何時間もかけて、妻は命がけで子どもを産もうとしているのに、彼は数分で7人も殺した。

つづいて「不安」を感じました。自分の子どもは人に殺されるかもしれない、という不安です。

自分の子どもだけを見ていてもダメだ。社会がよくなっていかないと子どもは守れない。
社会のためにやろうではなく、自分の子どもを守るためには社会を変えないといけない。

漠然とそう思ったことが、FJの活動にコミットした理由です。

もう一つのきっかけとして、当時は安藤さんが会員にガンガン振っていたじゃないですか。私も振られたんですよ。

ファザーリング・ファンドを立ち上げる話しがあり。安藤さんが「つかごしくん、会計士だよな」と言ってコアメンバーに選ばれ、三井物産の川島さん、さわかみ投信の仲木さんと議論が始まりました。

会計士だったことに加えて、私がNPOやソーシャルの勉強をしていて、社会の落ち度を補完する役割をNPOが担うという関心事と合致した。

ファザーリング・ファンドの成功体験で、FJは遊び系の団体から政策提言のNPOになることができた。

あの後、さんきゅーパパにつながりました。「育休でファンドつくったら」と、次の提言を安藤さんが言い出して。父子家庭支援の「フレンチトースト基金」が始まったばかりなのに、次の振りがきました。みたいな。

FJネットワークとパパ友の違いは?

FJの仲間とは青臭い話ができる。社会的課題を当事者意識を持って「やらないか?」と話すと、「やろうよ!」となるのがFJです。

パパ友に「社会を変えよう」とか話すと超ひかれます。パパ友だと「何かやる?」といっても武器をもってない。FJは武器をもっています。

武器とは国や中央官庁、企業へのネットワークだったり、発信する手段をもっている。あらゆる問題に対し、誰かしら知見をもっている。

パパ友とは「子どもと地域でどんな楽しいイベントができるのか」といった感じかな。それはそれで大事なんです。

パパ友は子どもの生活圏なので、パパ友の話しの方が子どもには出来ますよね。「○○くんのパパが・・」と友達の名前が出ますし。FJの話を子どもにいくら話しても、ピンとこないものです。

パパスイッチのエピソードは?

パパスイッチは、長男が生まれたときの有休です。6月の閑散期で有休が余っていたこともあり、2週間の有給休暇を取りました。あれがなかったら2人目も3人目も生まれてないし、その後に育休も取らなかったはずです。

子どもが生まれて有休をとる前に、安藤さんの本を読んで、講演も聞いていました。インプットはしていたので意識は高かったのですが、それでも後になって妻から「あなたはNGワードをたくさん口にしていた」と言われました。インプットしてたとしても、そうなので。

体験して一番よくわかったのは「妻も初めてなんだな」ということでした。あたふたぶりがすごかったんですよ、いま思うと。

だからいま講演で「夫婦二人でスタートライン切ろう」と言っているんです。パパとママはお互いゼロだから、同じスタートラインに立って、同じ気持ちで歩みだすことができる。「妻ひとりでは難しいぞ」と思ったら、パパは育休とろうという話になります。

私の場合、育休を3回取りました。長男で1か月間、次男で1か月間、三男で8か月間。

長男のとき育児にコミットしたいと思いましたが、家事は変わらずやっていなかった。家事にコミットしたのは、2人目の出産前です。産前産後、妻は寝っころがったまんまで、何もできなかったので。「私、何もしないからね。おなか大きいし」と(笑)。

私が三食を全てつくり、家事も育児も全部やりました。そのときの経験が、いまの私を作っています。

そういえば、昔ブログやっていましたよね

長男が生まれるまで「マルコー妊夫」というブログをやっていました。

ブログ全盛期の頃で、自分ごとで何か面白いもの書けるのは何かなということで始めました。もともと、子どもが生まれることへの関心は高かったんですね。

基本的に、自分のプライベートや思っていることなどを表に出すことに抵抗があまりないんです。昔はFJのメーリングリストで家族の話しをよく投稿していましたし。

自分のプライベートを誰かにシェアしたい気持ちもあるかもしれないけれど、むしろ私のケースが誰かの参考になればいいな、と思っている感じですかね。


今回のインタビューではあまり話題にでなかった「イクボスプロジェクト」で、イクボス企業同盟のPR動画を制作しました。

FJのホームページにアップされましたので、こちらにも掲載します。

つかごしさんレクチャーのシーンもありますので、要チェックで。

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