早大生に「さんきゅうパパ」の情報提供を

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早稲田大学法学部社会保障法ゼミの学生から、男性の育休について取材を受けました。午前は大崎の企業で父親育児の講演をしており、大崎まで訪ねにきてくれました。

先週のファザーリング全国フォーラムで行われた厚生労働省のセッションにて配布された資料でちょうどよいのがあり、研究のお役に立てたのでは。ちなみに、イクメンプロジェクトのWEBサイトからダウンロードできるパワーポイント資料はFJメンバーによる力作です。

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日本企業における男性育休の現状や、北欧やアメリカとの比較、今後の展望などをお伝えしました。男性の育休取得に向けて、政府や企業が色々と取り組んでいますが、男性の育休率は未だ2%台の低空飛行を続けています。政府が目標にしていた「男性育児休業率を2020年度に13%」の掛け声は、最近とんと聞かれなくなりました。

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育休の制度は十分整っており、企業では育休を取りやすい「風土づくり」にステージが移っています。「風土づくり」というと漠然としますが、具体的には「赤ちゃんが生まれたら育休を取るのが当然でしょ」という雰囲気を作ること。そうなれば、男性の育休率は高まるでしょう。実際、女性の育休は当たり前になっていますし。・・女性の場合は復帰後の両立に課題があるのですが。

男性が育休をとれない理由の上位3つ「代替要員がいない(=周りに迷惑をかける)」「経済的な負担(=収入が減る)」「上司の理解(=パタハラ)」を取り除くことが必要な対策であり、なかでも上司のイクボス化が求められるところです。午前に行った企業講演も、そこがテーマの一つでした。

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企業事例や実際に育休を取ったパパ達の実例を紹介するなかで、学生から「男性の育児休業を増やすためにすべきことは何ですか?」と繰り返し質問されました。私の答えは「法律を変えること」。育休をとる方がメリットが大きい(=育休を取らないと損になる)制度設計になれば、男性が育休を取る動機が強まります。

その辺りを詳しく・・と説明できれば良かったのですが、学生に間違った情報を提供してはいけません。なので、「次は厚生労働省イクメンプロジェクトにヒアリングしてみてくださいね」とお勧めしました。

ところで、おみやげを頂いてしまいました。妻と長女から有名なミルフィーユだと教わりました。

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お土産といえば、前日も午前と午後の打ち合わせでそれぞれ頂戴しました。ありがたいことです。

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本日もホテル・オークラの洒落たレストランでランチをご馳走になりました。ありがとうございます。

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