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ワークライフバランスで括ったイベントをすると対象がぼやける

      2018/02/12

先週ブログできなかったので、さかのぼって更新。

2月8日(木)は東京国際フォーラム「ライフ・ワーク・バランスフェスタ東京」
ファザーリング・ジャパンのブース出展責任者で、終日詰めておりました。

FJブースには大勢の来訪がありました。
旧知の仲間も沢山きてくれて、同窓会みたいな。

FJメンバーの登壇もありました。
塚越さんと山口理栄さんのトークが冴え渡っていました。

つつがなく終了し、「やれやれ、ひと仕事おわったよ」という感想です。

以下、雑感。

今年は、盛り上がりが感じられなかったなぁ。このイベント、年々盛り上がりが乏しくなっている気がして仕方がありません。

来場者からも熱気を感じませんでした。ブースに来た方で具体的な相談をされる方はほとんどなく、次につながる手応えがありませんでした。

去年のブログにも書いたのですが(→「ライフ・ワーク・バランスフェスタ東京2017のFJブースに詰めた一日」)、ワークライフバランスは啓発の段階を終えており、このイベントの存在価値が薄くなりました。

本イベントが始まって以来、私はほぼ毎年参加し(ブース出展含め)、ワークライフバランスの定点観測に活用しています。このイベントのテーマ変遷が、そのときどきのワークバランス主要論点の移り変わりを表し、興味深いのです。

その点でいえば、今年の論点がどこにあったのか、よく分からなかった。講演テーマが「ダイバーシティ」「働き方改革」「子育て世代」と総花的で、あらゆる対象層を取り込みたい意図はわかるものの、主催者が何をしたかったのか意思は伝わらず。

メインステージの三つの講演は、いずれも事前申込時点で満席御礼。講演の来場者は多く、イベント自体は成功だったと思います。

しかし、そもそものコンセプトと対象者の設定を考え直した方がいいと私は思いました。

ワークライフバランスは課題が個別化・多様化しています。そのなかで、ワークライフバランスで一括りにしたイベントをすると対象者がぼやけ、誰に・何のために行うものなのか、よく分からない内容になるからです。

現在、ワークライフバランスの主テーマは「働き方改革」。働き方改革で企業の人たちを呼び込みたいならば、求められるのは具体的な実践例と社内展開のヒントを提供することです。企業のケーススタディなど、もっと突っ込んだ内容にすることで参加者のニーズは満たされます。

でも、個人的には、もっとライフ寄りの内容で固める方がよかったと思いました。「ライフ・シフト」に振り切ったテーマにしていたら、イマドキ話題のイベントになったと思うのですが、どうなんでしょうか。

小池知事が就任して間もなく、「ライフがワークより先」と表明しました。そして、従来のタイトル「ワーク・ライフ・バランスフェスタ」を「ライフ・ワーク・バランスフェスタ」に変える力技を発揮しました。

しかし、去年も今回も、プログラムがライフ重視にシフトしたように見えません。題名を変えてみたのだけれども、従来路線の踏襲は変わることなく。もしかして、去年から始めた託児サービスがライフ重視の方策だったのか。

去年のWLBフェスタは、都知事が初めてこのイベントに来られたことで、かつてない熱気がありました。今年も報道陣はきていましたが、さみしい印象。私が「今年の盛り上がりはイマイチ」と感想を抱いた主因はこのせいかも。

尚、この記事は、主催者の目にいずれ止まるだろうと思いながら書いています。苦言ではなく、提案として受け止めていただければ幸いです。

何かを批判するときには、代案を出すことが大事と思っています。行政のすることに対して何かとダメ出しする市民が多いですが、大抵の人は安全な立ち位置に留まりながら文句をいうだけで発言に責任をもとうとしません。

公務員は言われっぱなしだから、辛いよね。

尚、東京都より委託された会社の方は以前から本イベントでご一緒しており、私共への打診で配慮くださり、不満はございません。現場でもリーダーが円滑スムーズに仕切られており、運営面で何も文句はありませんので、あしからず。

 

 - ファザーリング・ジャパン