2017年上半期の読書記録

4月から大学院に通っており、授業で推薦された書籍を極力買って読むようにしています。おかげで視界が広がり、つながりが理解でき、以前とは違う視点で社会を見るようになりました。まだ理解が浅いと思うところが大きく、益々精進します。

推薦図書は分厚い翻訳書が多く、テキストの解読に骨が折れます。次の文章が続くと落ちてしまい、夜の睡眠導入剤としてテキメンな効果を発揮します。まだまだ、です。

理論的には、社会関係資本はエゴの直接的紐帯と間接的紐帯のネットワークを通じてアクセス可能となる。そのような社会関係資本へのアクセスの程度は、紐帯を結ぶ人がどれくらい資源利用の裁量を有しているかにも左右されるが、もちろん紐帯の性質と広がりと同時にも左右される。紐帯が直接紐帯と間接的紐帯の両方に及ぶにつれ、社会関係資本の蓄積量は指数関数的に増加していく。

本代は結構かかっていますが、ここからが本題。

7月になり、2017年上半期を終えて読書ふりかえり。毎年200から300冊の本を読みますが、この半年で96冊のログあり。これまで1時間で読めるビジネス書中心の読書だったのが学術書に代わり、ペースがダウンしたと思ったのですが、さほどでもない。

ソーシャルデザインの理論と事例の研究書を多く読みこなしている最中です。そのなかで、ミッションをもって社会を変えている著者本人の著作が、やはり熱くて引き込まれます。

経済学者 日本の最貧困地域に挑む未来政府

社会関係資本を語るに避けて通れないパットナム。枕のような厚さの本は、読み終えると世界が違って見えました。

孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生われらの子ども:米国における機会格差の拡大

ソーシャルデザインは、海外よりも国内の事例が私にはリアルに響くと分かりました。

コミュニティのちから―“遠慮がちな”ソーシャル・キャピタルの発見日本のシビックエコノミー―私たちが小さな経済を生み出す方法

授業で紹介された本ではないですが、古市さん社会学と三浦展さんマックスウェーバーが読み応えありました。

古市くん、社会学を学び直しなさい!! (光文社新書)新装版 [現代訳]職業としての学問―格差が身近になった現代に「働く意味」をいかに見出すのか

今後とくに参考にできそうなのが「ヘンな論文」です。続編も出てるみたいなので買わなきゃ。

ヘンな論文

そういえば、今日は都議選ですね。

東京都の闇を暴く (新潮新書)誰が「都政」を殺したか? 特別対談 小池百合子東京都知事

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