今朝のNHKあさイチはイクメン特集「聞いてください!”イクメン”はつらいのよ」でした。知り合いのパパが沢山でていました。たまたま午後から出勤の日だったので、ゆっくり鑑賞しました。
まず冒頭で、1年間を含め三度の育休を取った強者イクメンの橘パパが登場。キッチンで、奥様にきっちりダメ出しをされていたところが素敵でした。
つづいて、東京都パパ塾の受講生三人組。パパたちがイクメンプレッシャーや妻への愚痴を語った座談会。その模様を別室でママたちが見ていたオチがあり、反省会はきっと本番以上に盛り上がったことでしょう。
そして、われらがファザーリング・ジャパン理事の徳倉さんがコメンテーターとして登場。地元ローカル局でレギュラー出演されているだけあって、さすがテレビ慣れしています。
トーク中のテロップを用意させている辺りは、すでにプロの領域。
大日向雅美先生が「シニアの孫育ては’懺悔’ですから」と笑顔でバッサリ。斬れ味抜群。
鈴木おさむさんの育休レポートもあり。「育休は育児するために休むのではなく、父親になることを勉強するためにある」との「父勉」の考え方、大賛成です。
鈴木おさむさんの新刊、おもしろかったです。育休中に企画力・発想力が高まったと触れてあり。
この番組の事前取材で、NHKのディレクターとお話しする機会がありました。事象を表層的に伝えるのではなく、より深く多面的に捉えようとする制作者側の意思が伝わりました。好感度の高い内容に仕上がっていて、さすがNHK!と思いました。
ただ、「いまさらイクメン??」という違和感が個人的には拭えなかった。今から五、六年前のイクメンブームでみた光景の既視感が強くて。当時の「育児しているお父さんて偉いですね」風なコメントがなかったので一応の進化はみられましたが、「’イクメン’て言葉自体が、もう要らないんじゃね」と思ったのが率直な感想です。
先日、某自治体から「イクメンのイベントをしたい」と相談を受けました。そこでも「’イクメン’はもうじき死語になりますよ」と伝えたのですが、実施することが決まったとのこと。そのイベントの中で「イクメンの宣言をしたい」と言っていたので、
やるんだったら、イクメン卒業宣言。『私たちは、育児する男性のことを、’イクメン’ ではなく ’父親’ と呼びます』と宣言したら、さすが!と全国から賞賛を浴びますよ。
と返しました。さて、どうなることやら。
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