前職でお世話になった方から連絡をいただき、数年ぶりにお会いしました。
大企業で全社プロジェクトを立ち上げた際にご一緒し、全国の支店や事業所を回って汗をかき、知恵も出し合って戦友のように感じている間柄です。
半年前に退職を知らせるメールが届いたときは驚きました。でも、業務が大変だった様子を存じており、両親の介護もあったとのことで、「長らくの業務と介護もお疲れさまでした。」と返信しました。
長らくお勤めあげた会社を退職され、ゆったり過ごされている最中。これからの人生を模索中とのこと。
ちょうど私も、大学院の修士論文を出し終えて「これから何しよう?」と考えていたところです。
待ち合わせたレトロな喫茶店でウインナーコーヒーを召し上がりながら、キャリアやライフプランのことなど四方山話をしました。
キャリア的な話題になるだろうと思い、プレゼントでお持ちした本は2冊です。
まずは、法政大学・田中研之輔先生の『プロティアンキャリア』
プロティアンキャリアとは、変幻自在なキャリアのあり方。人生100年時代、終身雇用が限界を迎えたなかで、より柔軟で変化に対応できる働き方が求められるようになりました。
ウィンナーコーヒーを飲みながらの話題でも、ハローワークでキャリアカウンセリングを受けたら違う再就職を勧められて「なにか違う」と感じたといった話しがありました。
その違和感はまさに合っていて、今どきのキャリアは「就社」の考え方ではありません。
田中先生のプロティアンキャリアは「資産」と「資本」がキーワードです。ファイナンシャルプランナーの資格をもつ戦友にぴったりな本をプレゼントできたと思ったのでした。
田中先生と先月行ったファザーリング・ジャパンのイクボスイベントで初めてお会いしました。その後、田中先生がFacebookで盛んにプロティアンの発信をされているのを見て、また改めてお話しを聞きに行けたらと思っています。
2冊目は『スタンフォード式人生デザイン講義』
2020年の年明け、最初に何を読もう?と思いながら立ち寄った書店で平積みになっていた文庫です。
スタンフォード大学で人気のライフデザイン講座を書籍化したもので、世界的なベストセラーとのこと。
いくつもの事例紹介があり、ワークを交えながら、じっくり読み進めるのに良い本でした。
キャリアの考え方や選択の基準を示す内容が大半でハウツー本ではないのですが、履歴書の書き方は実践的で参考にしました。
日本でこの講座をやっていないのかしら?と検索したら出ていました。でも、まだ稼働していない様子です。
他にウィンナーコーヒーながらの話題で、裁判所の労働審判の話題がでました。
『家栽の人』の漫画をお勧めします。
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