見通しがよいからといって安心できない交差点。

大津市で保育園児が自動車事故に巻き込まれる不幸なニュースがありました。死亡事故の現場写真を見ると、見通しのよい交差点で、普通なら事故が起こりそうもない場所でした。

いつも立っている小学校の校門前の道路も見通しがよく、横断歩道の前で減速してくれる車がほとんどです。けれど、たった1台の暴走車が出るだけで事故は起きてしまうわけです。

事故は複数の要因が重なっており、事故が起きる確率はわずかだったりするのですが、その確率をゼロにするために、今日も子どもたちの登校を見守ります。

「経験を引き起こす源は、個人の外にある。(中略)
教育者の基本的な責任は、年少者たちが周囲の条件によって彼らの現実の経験が形成されるという一般的な原理を知るだけでなく、さらにどのような環境が成長を導くような経験をするうえで役に立つかについて、具体的に認識することである」
ジョン・デューイ『経験と教育』講談社学術文庫56頁

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