年内10箇所で開催するFJ全国キャラバン。2019年5月25日、名古屋会場で実施しました。
◇FJ全国キャラバンNAGOYA「新元号時代だからこそパパをアップデートする!」
ご家族連れの参加が多く、予想を超えた60人を超える来場がありました。大盛況、大成功でした。
冒頭、参加のパパたちに育休経験の有無を尋ねました。すると、6名のパパたちの手がさっと挙がりました。スピーカー4名も全員育休経験者です。
5%のパパたちが10名も集まったことが象徴するように、東海エリアの育児に熱いパパたちが集結した場でした。
*2017年度の男性育児休業取得率 5%。2018年度育休取得率は近日厚労省から発表されると思われます。
今回の企画は、ファザーリング・ジャパン東海支部の若手チームが担い、スピーカーを務めました。
プログラムの前半はパパたちのリレートークで、橋本淳邦さん,平塚啓さん,大沼優斗さんが15分ずつスピーチしました。それぞれの個性が強く伝わり、参加のパパママたちに響いていました。
なにより圧巻だったのは、真打ちで登場した徳倉康之さん。
ファザーリング・ジャパン理事、香川大学特命准教授の徳倉さんが、会場をわしづかみしました。その話力、さすが!の一言に尽きます。
受付および家族連れのお子さんお相手は、東海支部の古株メンバー(榊原さん,濱内さん,水谷さん,伊藤としさん)が担いました。東京からFJバルーン隊長の田崎さんも駆けつけてくれました。
熟練の技を存分に発揮されて、裏方職人チームの仕事ぶりは完璧でした。
私は全体司会を務めました。親父ギャグを織り交ぜつつ、後半に行なったグループワークの仕切りを担当。
「家事子育てで行なっていること、苦労していること」をお題に、話し合いを行いました。少人数のグループに分かれ、それぞれに深く熱く語り合っていました。
最後に質疑応答を行い、徳倉さんによる絶妙なまとめと、東海支部長 榊原輝重さんに締めくくっていただきました。終了後も会場にとどまって語り合うパパママたちの姿があり、余韻が残る好い雰囲気の場になりました。
「パパをアップデートする!」が、企画リーダーである橋本さんから提示されたテーマでした。
では、パパの何をアップデートし、どのようにアップデートするのか。
リレートークとグループ話し合いでは、職場と家庭の両立で悩むパパたちの葛藤が聞こえてきました。質疑応答でも、育休取得によって仕事を諦めねばならないことへの嘆きの声があがりました。
でも、それらの課題は同様に、子育てしながら働いているママたちがくぐり抜けていることでもあります。ママたちの心境に、パパがやっと並んだ格好と私には見えました。
昭和の稼ぎ主役割父親像が、パパたちのマインドを呪縛しています。やはり、パパたちを取り巻く意識と文化を変えていくことが重要!と今回あらためて理解しました。
そこで、後半に入る前の休憩中に、スライドを一枚作りました。
昭和の頑固カミナリ親父・モーレツサラリーマンは時代遅れの父親像。平成のイクメン・ブームを経て、令和の時代は「父親が育児するのは当たり前」の社会にします。
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