成毛眞『 黄金のアウトプット術 インプットした情報を「お金」に変える』

私は、ほぼ毎日更新でブログをしているわけなのですが、なんでブログしているんだろう?と思うことがたまにあります。

生活習慣に組み込まれているので「やらないと気持ち悪い」というのが一番の理由です。

ただ、何かを狙ってブログしているわけではなく、アフィリエイトはしてないし、講演オファーがブログ経由で来るのはめったにない。かけている時間に対比するとコストパフォーマンスは圧倒的に低い。

それでも、ブログをしているのは何故か。

成毛さんの本で述べられた文章で、自覚したところが多々ありました。

日本の大人にはアウトプットが不足している。しているのはインプットばかりだ。

職場など周りを見渡しても、目につくのはインプットには興味津々、熱心な一方で、アウトプットが足りていない人間ばかりなのではないだろうか。

アウトプットが不足している人間は、魅力がない。何を考えているかがわからない。

当然だ。何を考えているかを表現することも、アウトプットだからだ。

何を考えているかわからない人間は、周りから関心や好感を持たれることがない。

むしろ恐怖感を与える。

そう、インプットばかりしていると煮詰まってくるのでアウトプットしている、というのが正解。

今の日本の大人は、インプット過多なのだ。アウトプットがまったく足りていない一方で、インプットばかりが過剰になっている。

まったく運動しないのにカロリーばかり摂取しているような状態で、これでは消化不良を起こすし、健康に良くない。何事も、入れるならそれ相応に出さなくてはならない。

インプットはもう十分に足りている。

ブログの中身を、何か特定テーマの主義主張にしたり、キュレーション的な展開にするのもよいかなと思いつつ、いまのところは日々の活動記録で綴っています。消化不良を起こさないよう、外に吐き出している感覚です。

では、アウトプットをFacebookなどのSNSではなくブログで行うのは何故かといえば、SNSの情報はフローなので流されてしまう気がするから。ブログの情報はストックされるので、アウトプットが安定する感触がある。

ブログを出す際のお作法も本書で学びました。

たいていのブロガーには、文章を公にする前に、編集者のように別の目で読んで意見をくれる存在はいない。些細なミスも見逃すまいと神経をとがらせている校閲担当者もいない。自分が、編集者の役割も校閲担当者の役割も兼ねなくてはならない。

しかし、文章を書き終えたとき、人は多少興奮気味で、今、書き終えたばかりの文章に間違いや矛盾、わかりにくい表現があるとは気づきにくい。その状態で、編集者や校閲担当者になろうというのには無理がある。

なので、原稿を寝かせる。

書き終えたという達成感・充実感を得たら、その日はもう、その原稿を読まないのだ。もちろん、公開もしない。

そして翌日になってから、前日書いた文章を読み返す。

すると、9割方、誤字脱字、変換ミス、重複表現、何が言いたいのかいまいちなセンテンスなどが、恐ろしいほど見つかる。前日、勢いのままにこれをゴールとせずに良かったと安堵すること請け合いだ。

ということで、この文章も一晩寝かせてから公開します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA