元旦の朝、恒例にしている新聞斜め読み。今年の特徴は、各紙の見出しがバラバラだったこと。
- 日経:「当たり前」もうない 逆境を成長の起点に 30兆円覚醒 私たちの手
- 朝日:試される民主主義 我々はどこから来てどこへ向かうのか
- 読売:中国 海底に命名攻勢 秋篠宮さま「皇太子」待遇
- 産経:小池知事 都議選に30人超 陛下は無言で立ち上がられた
- 神奈川新聞:桜木町駅南側に新改札 横浜銀 事業承継に本腰
’タモリ「立派だよ」SMAP’の見出しにつられてスポニチも買いました。
日本社会の多様化がますます進み、先の見えない混沌とした世界へ突入した印象を受けました。各紙に共通していたのは、取り上げた希望が、大谷翔平選手だったこと。
日経がこの数年「働き方改革」の特集を年頭に高らかに掲げるのが恒例でしたが、今年はなし。 経団連会長のインタビューは載っており、こんなやりとりが。
ー長時間労働をどう是正していきますか
「(残業時間を規制する)36協定は事前協議すれば無制限に残業できてしまうので、見直しが必要だ。ただ繁忙期については配慮してほしい」
「(退社から翌日に出社するまで一定時間を設ける)インターバル規制の義務化は、産業界の実態と合わない」
日経の働き方改革が後退した印象あり。それとも、日経的に働き方改革は「当たり前」になったから扱いがなくなったのか。
朝日新聞に期待していたのだけど、元旦で労働問題を取り上げておらず。「折々のことば」はスマッシュヒットでした。
Happy New Ears !
あと、何が書かれていないかも意識して読み込むと、ありました。「電通」の文字がない。
どの新聞にも、昨年の総括と今年の展望で欠かせないと思われる「電通含めた過重労働の問題」が扱われてない。実際のところ分からないですが、元旦の新聞は広告紙面が多く、過剰な配慮が入ったのかなと勘ぐってしまう。
とりあえず、あけましておめでとうございます。ハッピー・ニュー・耳。
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