平塚市の課長級を対象にしたイクボス研修と、研修終了後の「イクボス宣言」立会いを落合市長と共に務めました。
平塚市はイクボスの実践に向けて次々と手を打っています。昨年1月に市内の企業・事業所向けに安藤哲也さん講演会「なぜイクボスは業績が好調なのか!」を開催し、昨年4月は元祖イクボス・川島高之さんによるイクボス養成研修と県内市町村で初のイクボス宣言。
この動きの端緒になったのが、ちょうど二年前、私が市職員を対象にしたワークライフバランス研修を担当し、イクボスをテーマとした内容で行ったことでした。その後、担当者の大いなる熱意で市を動かしました。
今後は、市内の企業・団体に対して「平塚市イクボス宣言企業登録制度」を勧め、市全体にイクボスを浸透させていきます。
私が今回行った研修は、平塚市のHPに掲載されたメッセージ「イクボスから始まる働きやすいまちへ」をタイトルに、現場の要である課長級の皆さんに、イクボスを腑に落としてもらう目的で行いました。
イクボスはトップダウンで進められることが多く、現場から「なぜイクボスでないといけないのか」「そもそもイクボスは何をすればいいのか」「どうすればイクボスになれるのか」「形だけで終わると意味ないのでは」「なぜ宣言をしなければいけないのか」等々の疑問が出ることも。そうした不満や不安に答える形で、研修内容を組み立てました。
研修後に発表(=イクボス宣言)があるため、研修開始時は警戒した顔つきの課長もいましたが、参加型の進め方でワイワイやっているうちに、ワクワクした表情になりました。
宣言の書き方は「周りからみてやっているかどうかが分かる」ことが重要であると強調しました。イクボス宣言式では、皆さんが話された中身が具体的になり、例えば「月に1回はサッカー観戦をして、課の職員におみやげを買ってきます」等、本人も周りも楽しめるアイデアが出ていました。
庁内のイクボス浸透が進み、今後の職員モチベーションアップなど大いに期待できそうです。まずは、男性職員の育休取得者が現れるといいな。
終了後、受講された課長が一名、うれしそうに話しかけてくれました。研修翌日の定時後に、庁舎1階スペースでミニコンサートを企画されたとのこと。素敵な試みです。
保育園のお迎えや忘年会が典型ではありますが、勤務時間後にやるべきことやお楽しみがあること。それが、ノー残業デーなど長時間労働削減の推進において最も効果があることだと思います。
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