小泉大臣の育休続報。私も歓迎です。

小泉進次郎環境大臣が育休取得表明をされた日と次の日、私は出張で福島にいました。

育休取得のニュースが、福島民友新聞は朝刊二面カラーで大きく報じていました。

ファザーリング・ジャパン代表理事の安藤さんのコメントも掲載されていました。

小泉進次郎環境相の育休取得について、男性の育児を支援するNPO法人「ファザーリング・ジャパン」代表理事の安藤哲也さんは「1人のパパとして非常に重要な決断。奥様は高齢出産だし、子どもの世話や奥様のケアをしっかりやってほしい」と歓迎する。

現職閣僚が育休取得に踏み切ることについては「トップの決断で世の中の空気が変わり、男性育休が進む一つのきっかけになる」と指摘。「本当は3カ月ぐらいが望ましいと思うが、公務が多忙な方なので、状況に合った取り方を家族と相談して考えてほしい」と話した。

福島県で合宿していた研修所には新聞がそろっていました。各紙を読み比べしました。

毎日新聞「小泉環境相 育休取得へ」・・小室淑恵さんコメントあり。

朝日新聞「小泉氏、男性閣僚初の育休へ」・・成澤文京区長、サイボウズ青野社長のコメント付き。

読売新聞「小泉氏 育休2週間」・・有識者コメントなし。

読売新聞の扱いが小さかったのは、ニュースにするほど珍しい出来事ではない、とデスクが判断したからなのでしょう。きっと。

TBSのお昼番組「ひるおび」では生放送でファザーリング・ジャパン理事の徳倉さんが出演されました。私は研修中で見れなかった為、ファザーリング・ジャパン会員の安田さんFacebookタイムラインから画像を借用します。

日本の育児休業制度は世界トップクラスだが
日本の風土が整っていないためうまく活用できていない

徳倉さんのコメントがこの問題の要点をついています。さすが。

研修の仕事が終わって帰京する間、育休取得のニュースをチェックしました。否定する意見が多いことに驚きました。世間はこんなに保守的だったんだな、と社会勉強できました。

そのなかで、治部れんげさんのコメントに深くうなづいてしまいました。

小泉大臣の育休について。

1.歓迎です
2.歓迎です
3.歓迎です
4.歓迎です

5.文句言う人はいろんな意味で無知。
6.小泉氏を政治家として好むか好まないかという問題 と、彼が親として子と共にいる権利を擁護することは別。

メディアはお願いですから、本件で、賛否両論とかこんな批判があるって紹介しないでもらえませんか。

男性の育児参加を進める世論形成が大事な時期ですから、責任を感じてください。

賛否両論とか物議って見出しの記事はすごく無責任だと私は思います。育休取りたい男性の足を引っ張る自覚をもって、この言葉を使って下さいね。

小泉大臣の育休について。私も歓迎です。

昨夜、出張先で読んでいた北野唯我さん『天才を殺す凡人』に、まさに!の文章ありました。引用します。

「ここに、嫌われている政治家がいたとする。国民一人ひとりに話を聞いてみる。あなたはなぜこの人が嫌いなんですか? どういう事実を知っていますか? と。だが、その理由を聞くと、大体がなんとなく、嘘くさそうとか、周りが言っていたからとか、メディアが言っていたからとかばっかりや」

「なるほど」

「反対に『好きな政治家』も同じや。1回会ったことがあるからとか、話し方が好印象だからとか、そんなレベルや。つまり、共感性による反発は浅い。オセロなんや。これが『広くて浅い反発』という理由の一つや。意外とひっくり返しやすい」(79頁)

もう一つ引用。

皆が良いと思うものはだいたい良いが、皆が悪いということもだいたい悪い。しかし、”意見が分かれるところ”には、いわゆるビックサクセスなり、突破口というものが存在している(78頁)

今回のニュースに対する反応は「突破口というものが存在」している証拠。そう確信しました。

1番ピン倒れたあと、ビックサクセスが始まりますよ。

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