生ゴミ処理機「キエーロ」に関する投稿を、このところ続けておりました。(「キエーロがキタ!」「キエーロのある街」)
それもこれも、本日開催のキエーロシンポジウムに向けた下準備でした。おかげさまで、シンポジウムは盛り上がり、熱気が伝わる場になりました。
私の事前予想では参加者は関係者ばかりと予想しましたが、さにあらず。テレビや新聞の取材あり、一般の市民も多く、沢山のご参加がありました。ご来場、ありがとうございます。
内容は、まず鎌倉市・逗子市・葉山町の三首長の状況報告から。鎌倉市の松尾市長から4月から「ごみ有料化」を開始し、16%ごみ減量を達成された報告あり。逗子市は平井市長自らがキエーロ自宅設置の第一号であり、市内のキエーロ台数進捗を説明。葉山町の山梨町長からは「ていねいな説明」と「稼働率&アフターフォロー」にこだわっているとお話しがありました。
つづいて、各自治体から二団体ずつ(鎌倉ハイランド自治会、鎌倉ごみ減量をすすめる会、逗子商工会、逗子ゼロウェストの会、葉山在住の松本信夫さん、ごみ減らし隊)、キエーロ普及のフロントランナーである皆さんの取り組みを発表いただきました。皆さんそれぞれ、想いが熱い分だけ語りが長くなる傾向あり、司会の私はチン!と鳴らして時間管理に努めました。
その後は、登壇者のパネルディスカッションと、会場との意見交換と質疑応答へ。私は話しをメモしながら脳みそフル回転で、話題が上手く波に乗るように方向づけしました。着地点は来週に開催される三浦半島サミットに向けたコミットメントで、そこへ向けた流れを作ることができました。
市町の首長と、六団体7人の登壇者にまんべんなくマイクを渡し、ゲストの関東学院大学長、横浜銀行支店長、神奈川県の所管にも話してもらい、なおかつ会場からもキエーロ普及の有効策をもらう、という中身を詰めこんだハードな構成ながら、予定通り二時間ジャストに終えました。司会の言葉づかいに丁寧さが欠けたものの、まあ上出来だったのでは。
詳細については、逗子市のホームページ「アイラブ(Eye love)逗子」に早速レポートされていましたので、こちらを転載します。
10月30日逗子市役所で第2回のキエーロシンポジウムが開催されました。キエーロとは、正式には、バクテリアdeキエーロといい、葉山の町民の方が考案された生ごみ処理容器です。黒土に生ごみを入れ、すこし土をかぶせておくだけで、生ごみが消えてなくなることから、このネーミングになったといいます。
このイベントは鎌倉市・葉山町と逗子市との共催ですが、キエーロの普及のために活動されている三市町の市民団体の皆さんと首長が出席し、キエーロの普及策や生ごみの減量策などについて、熱く語られました。キエーロは葉山町発祥で、鎌倉市、逗子市で多く使われていますが、今では、県内はもとより、日本全国で、そして、トルコなど海外でも使用例があるそうです。
現在の普及台数は、三市町で約3,700台ですが、これを3年後には6,000台にしようと、シンポジウムの最後に三市町を代表して平井逗子市長が宣言しました。エネルギーを使わず、エコロジカルなごみ処理方法であるキエーロが広がることで、地域が、そして、究極的には世界の環境が良くなればいいですね。
身近なごみの問題を、市民の皆さん一人一人が他人事ではなく、自分のまちのこととして受け止めていただければ、環境も少しづつでも良くなっていくのではないかと感じました。もちろん、私自身も、大丈夫です。使っています(I)。
シンポジウムでは、いくつか名言が飛び出しました。その中の一つが「キエーロは地球を救う!」。キエーロは生ゴミを減らして地球環境によいですし、海外にも広がっているとのことです。
それから、逗子商工会会長の桐ヶ谷社長「キエーロ普及は陸前高田の被災地支援!」の言葉も響きました。当初、三首長はキエーロの目標台数を「5000台」としていました。その目標値を、関東連合キエーロ普及の野望を秘める桐ヶ谷社長が「ちっちゃい!」と指摘し、平井市長はその場で「6000台」と修正しました。
千台の上乗せができたことで、仙台にきっと届くことでしょう。(←会場にいない人には伝わらない親父ギャグでございます;)
最近読んだ本はこちら。
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