勉強会「郷土資料館の活用について考える」(←タイトルが固い)で有意義な意見交換

高台から、逗子湾を眺める絶景。青い海と、江ノ島。雲の陰には富士山が。

こちらは、逗子市郷土資料館からの眺めです。

郷土資料館は、徳川宗家第16代当主家達(いえさと)の別邸として使われた由緒ある建物です。

逗子ゆかりの文学作品や調度品などの民俗資料、市内の遺跡から出土した資料などが展示されています。

残念ながら、逗子市の緊縮財政に伴い、平成30年度は休館となります。
建物の一般公開は3月31日で終了です。

せっかく良い建物があるのに、使われないのはもったいない。
市民の力で何かできないだろうか?

逗子文化の会理事長の小笠原さんの想いを受けて、有志の勉強会を企画しました。

郷土資料館の活用について考える
市民力でできること、できないことを整理

・タイトルが固い!と参加者からご指摘あり。
タイトルをつけた私の真面目な性格ゆえです。すみません。

勉強会の第1部は、郷土資料館と周辺の見学ツアー。
ガイドをしてくださった三浦さんのお話しが超絶に面白かったです。

江戸時代から昭和初期にいたるまでの逗子物語に興味が尽きない話題が溢れでます。1時間半があっという間にすぎた充実のツアーでした。

館内の見学を済ませて、第2部へ。
市内外から13名が参加し、事務局3名も加わって意見交換をしました。

多彩なメンバーが集まり、様々な視点からの意見と情報提供がありました。

  • 「目的」を明確にし、「価値」を客観的に整理する。
  • 「保存」と「活用」を分けて考える。
  • 維持にかかる費用を試算して現実的に考える。
  • ミニマムやマイルストーンを決める。
    等々。

行政と市民の協働は「夢物語」を語るだけでは進まないものです。
又、あるべき論をぶつけたり、「行政は怠慢だ!」と一方的に責めても進みません。

今回の参加メンバーは評論家的な物言いをする人が少なく、それぞれの言葉に実感と責任が伴った感触があり。

対話を通して考え方が整理された手応えがありました。今後の方向性も見えてきて、とても有意義な場でした。

議論した内容については、改めてレポートを作成しますので、また後日アップします。

話し合いの様子は、参加いただいた寺田さんのFacebookレポートで伝わるところがあると思います。

「株式会社てらだ設計室 一級建築士事務所」は過去に郷土資料館の耐震診断をされており、専門家の立場から貴重な情報と視座の提供をしていただきました。

寺田さんが指摘されるように、様々な意見が出されるなかで錯綜するところもあり、集約させるのは容易ではありません。

ただ、今回の勉強会では、結論を出すことまでは求めていませんでした。

文章化して公表はしていませんでしたが、

私が勉強会を行った目的は
小笠原さんの応援団をつくること

小笠原さんの想いを実現すべく、賛同してくれる仲間が増えたことに意義が大きかったと思っています。

小笠原さんからも「継続していきます!」と力強いレポートありました。これからも引き続き、よろしくご支援ください。

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