かねて告知しておりました、横浜の崎陽軒本社で開催のパパイベント「かながわパパノミカタフォーラム」を大盛況で終えることができました。
圧巻だったのは、師匠と仰ぐ小崎恭弘さんの講演です。難しいシチュエーションでしたが、参加者のハートをしっかりとつかむ技は、さすが!
会場がドッカン!ドッカン!と何度も笑いに包まれました。師匠の腕前のおかげで、満足度89%のイベントになりました。
本事業の主催は神奈川県で、ファザーリング・ジャパン(以下、FJ)が受託して運営しました。クライアント(神奈川県県民局次世代育成課)から提示された定員200名にコミットし、気合をいれて集客しました。
結果、
申込者数 202名!
(家族連れ・お子さんの人数を含みます)
アンパンマンショーや芸能人のイベントであれば200名の集客は容易です。でも今回は「父親育児」がテーマで、講演とパネルディスカッションのオーソドックスな内容。
開催地の横浜は日本で最も父親支援が進んでいる地域とはいえ、本当に集めきれるのか、正直にいえば自信ありませんでした。
しかし、パパ友ママ友たちが口コミを広げてくれて、見事に目標到達!お越しくださった方々、そして応援くだった皆様に感謝感謝です。
当日キャンセルが多く(開始前は私の電話が欠席連絡で鳴りっぱなし)、約150名の来場でした。それでも十分に大規模なイベントで、神奈川県のパパ・パワーが伝わる場になったと思いました。
イベントのサポートスタッフは、FJの理事・会員に声をかけ、17名も集まってくれました。イベント運営に長けているメンバーばかりで、頼もしかったです。
他にも、NPO法人ちゅーりっぷ様が同室保育を引き受けてくださり、10名の保育スタッフが子どもたちを見守りました。
スタッフ皆様のご尽力により、安全かつ安心なイベント運営を図ることができました。重ねて御礼申し上げます。
私は司会を務めました。司会進行役は慣れているものの、いつにも増して集中して臨みました。
講演とパネルディスカッションの大人向けの内容で、お子さんが飽きてしまうことは分かっていました。会場内が子どもたちの声で賑やかになり、集中して話しを聞ける状態ではないと予想していました。
そこで、最初の司会からの案内で「赤ちゃんが泣いても素敵なBGMと思ってくださいね」と伝えました。子どもたちの自由な振る舞いにOKをとるところから始めました。
第一部の小崎さん講演は冒頭で伝えたように圧巻の出来栄えで、パパもママも大喜びの内容でした。
つづけて第二部は、三名のパネリストをお招きしたパネルディスカッションでした。ダッドウェイ日丸さん、すくらむ21脇本さん、ちゅーりっぷ渡辺さん。
小崎さんと私も交えて、「パパのミカタ(味方・見方)」をテーマにいろんなことを喋りました。ホロリとくる話しもありました。
印象的なシーンがありました。
パネル中、会場に「自主的に来ましたか?妻に言われて申込ましたか?」と挙手を求めたところ、7割が「自主的に来た」と手をあげました。
イクメンブームの頃、パパ講座に来る男性の8割は「妻に言われて」と答えていました。パパたちの意識が変わった、時代が変化したと実感。
パネル後は、県内のパパサークルによるPRタイム。横浜ダディ、川崎パパ塾・イキメン研究所、かなメン会、金PaPaの会(南足柄)が来てくれました。
全日本育児普及協会の佐藤しもんさんから、県の別事業で実施していた「パパノミカタ実践セミナー」の報告プレゼンもありました。
最後に県からのお知らせがあり、2時間のプログラムをほぼ時間どおりに終えることができました。司会の腕を発揮しました。
イベントを終えて何よりホッとしたのは、事故や怪我なく完遂できたことです。スタッフに「安全最優先!」と繰り返し伝えました。
唯一起きた事故は、私がパネルディスカッション中にステージから転落したこと(決定的瞬間の写真なし)。怪我しなくてヨカッた。
スタッフと県庁ご担当者で記念写真をパチリ。撮影係の佐藤ゆーすけさん、札幌から来ていただいてありがとう。
このイベントを通して感じたことを、いくつか列挙します。
- 私はやはり、ファザーリングの活動をしているときが一番好きだな。自分らしくいきいきと活動できていると実感する。
- 子育てに励むパパたちを応援し、そのおかげでママが助かり、子どもが喜ぶ。パパの笑顔で家族が明るくなる姿をみることが、何よりうれしい。
- 当事者として頑張っている人を支援することが好き。さらにいえば、私自身も当事者となって一緒に伴走できる活動に最もやりがいを感じる。
- 逆にいえば、当事者意識のない人と関わらなければいけない仕事に、私は向いてない。
- FJメンバーの能力が素晴らしく高かった。役割と方針を伝えただけで、それぞれが自発的かつ機動的に動いてくれた。今回のイベント成功は、FJのチーム力があってこそ。
- 一方、任せるのは難しいと感じた場面もあり。私の依頼の仕方に問題があったのだが、「自分でやった方がよかったか・・」と逡巡した。
- そうした悩みを抱えつつ、コミットした集客目標を達成できたのがうれしく、成功体験になった。
- イベント運営の労力のうち8割は集客と思うなか、「集客の成否は担当者の熱意で決まり、応援する仲間をどれだけ集められるかが重要」と改めて実感できた。
- もう一つ。講演の技は小崎師匠を目指さないほうがいい。あのレベルは神の領域。どう頑張っても到達できそうにない。
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