さわらぎ寛子さん『今すぐ自分を売り出す１行を作れ』

「さわらぎさんは『出産育児ライター』を名乗られているけれども、いずれビジネスの世界で頭角を現す人物に違いない」

大阪のママ友、さわらぎ寛子さんが東京でセミナーを開催されると知り、専業主夫のパパ友・しゅうちゃんを誘って参加しました。

「この講座を東京で開催するのは初めてなんです！」という前振りから始まった二時間講座。気持ちのこもった、中身の濃い講義をたっぷり聞くことができました。ノウハウが具体的で、実例が豊富で、説得力がある内容でした。

「自分を売り出す言葉のチカラ 1dayセミナー」

コテコテのビジネスセミナーを受けるのは久しぶりでした。終了後はしゅうちゃんと興奮気味に感想を述べ合いつつ、頭クラクラしながら帰途につきました。宿題をいっぱいもらった気分です。学んだことを試さないのは勿体ないので、早速実践したいと思います。

さわらぎさんとお会いするのは7,8年ぶり。さわらぎさんのパパがファザーリング・ジャパン関西で活動しており、そのつながりで知り合いました。

当時さわらぎさんは「出産育児ライター」の肩書で活動されていました。育児の日常を綴ったブログが人気で、雑誌に寄稿される記事も大好評。私も愛読者の一人でした。

私が大阪に講演で行った際、さわらぎさんにアポイントをとってお会いしました。そのときだったか、著書を手渡されました。

だから、あんたは不幸やねん

育児書ではなく、ストーリー仕立てのビジネス書。さわらぎさんが弟子入りした師匠から徹底的にビジネスの極意を叩き込まれる内容で、迫力にあふれる本でした。

起業したてだった私に強烈なインパクトを与え、10冊くらい購入して起業仲間の友人に配り歩いたのを覚えてます。

本書でさわらぎさんの原点を知り、熱量が伝わり、そして思ったのでした。さわらぎさんは、いずれ「出産育児ライター」の枠をはるかに超えて、ビジネスコンサルティングで名を馳せる存在になるにちがいない。

先月（2019年2月）に出された新刊を手にしたとき、私の予感が当たったと確信しました。講座が始まる前の挨拶でそんな話をすると、「預言者か！」と即ツッコミ入りました。

今すぐ自分を売り出す1行を作れ

本書のエッセンスが「おわりに」の著者ストーリーから伝わると思いましたので、転載します。

私自身は、会社を辞めて自分の名前で仕事をするようになってから、３回、「自分を売り出す１行」を作り変えました。

初めは、「言葉で育児がラクになる」というキャッチコピーで、「出産育児ライター」という肩書きを自分に付けました。それがきっかけで、仕事がゼロの状態から、雑誌社や広告代理店からいくつもの仕事を得ることができました。

その後、自分で講座やセミナーをやるようになったタイミングで、新たに作ったのが、「3秒で心をつかみ、読むほどにファンになる。」という「自分を売り出す１行」です。ファンが増える文章、キャッチコピー、集客告知文という3つを作れば集客文章が完成するというテーマで集客文章講座を始め、全国から毎月たくさんの方が講座に通ってくれるようになりました。（中略）

そして、今回新たに作った「自分を売り出す１行」は、「自分の言葉で、生きていく。」です。前回の「自分を売り出す１行」も、自分にはとても馴染んでいたし、変えるのには少し躊躇しました。でも、時代が変わってきたのです。

「いい商品やサービスがあるのに売れていない人を救いたい」という思いで、私は活動していました。でも、時代が変わり、「商品やサービスをいかに上手く売るか」よりも「誰が売っているか」「どんな思いで仕事をしているか」「そこにどんなストーリーがあるか」が注目されるようになったのです。

「この人がいいと言うなら買う」「この人が紹介するなら欲しい」というように、大切なのは「人」であって、極端に言うと「商品やサービスは何でもいい」のかもしれない。そんな時代の空気を感じました。

本書も分かりやすい内容ですが、ノウハウを具体的に会得したい方はセミナーを受講されることをお勧めします。肉声からの学びで伝わるものが大きいです。

→東京会場、次回は4月5日に開催

今回、私が『自分を売り出す１行を作れ』を読もうと思ったのは、副業/複業の研究をしていたからでした。