聖心女子大学「職業社会学」で6年目のゲスト講義

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大学で連日のキャリア授業です。聖心女子大学「職業社会学」のゲスト講義で、大槻奈巳先生にお声かけていただき、今年で6年目。

大槻先生と知り合ったのは2010年に福島県いわき市の男女共同参画フォーラムで講演をしたときで(大槻先生が基調講演で、私は前座)、そのときの縁から聖心でキャリアカウンセラーをする機会に恵まれ、今にいたっています。

日経ウーマンの最新号に、大槻先生の記事がありました。

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石原さとみさんと写真を並べたら、学生みなさん大喝采でした。

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以下、長文。授業後に学生が書いたリアクションペーパーで、掲載OKのコメントを転記します。


  • 私はキャリアと育児は別物だと思い、切り離して考えていました。だから両方を手にするのは大変なことだなと思っていました。でも、自分のキャリアの中に育児を組み込むことができるのだと分かり、安心しました。また、どんな仕事をしても、仕事をやる私次第で変えられるのだと新たな考え方をもらえました。どの仕事に就いても、自分の気持ちのもちようで変えていこうと思います。
  • いつもキャリアとか仕事をテーマにしている講義は正直つまらないものが多いのですが、とても楽しくきくことができました。仕事とかお金に関することは真面目に考えてしまうことがほとんどですが、こんな考え方もあるのだなとタメになりました。
  • 男性は働き始めたらイクジナシの考えが多いと思いますが、いろんな男性に笑顔あふれる父親になってほしいと思いました。とても良かったです。最後のおじいさんの話も感動しました。ありがとうございました。
  • 本日の講義、大変興味深かったです。女性の仕事に対する姿勢を考えさせられました。今までは’女性のキャリア進出’だとか’育休’といった女性の負担を減らすものや女性を擁護するものばかりで、私もそういう視点で世の中をみていました。しかし時代が変わった今、男性が一家の大黒柱となることの負担や、転職できないというプレッシャー等、私たち女性が考え改めるべきことも多々あるのではないかと考えました。女性が男性ばかりを責める前に、私たちが変えられるべきことを考えなくてはならないと思いました。
  • 父親に焦点をおいたスクールがあることにすごくおどろきました。子供の学習塾や母親のベビー教室などはたくさん耳にするのに、父親だけあまり聞きませんでした。きっと、何をしたらいいか分からず、妻や育児を支えたい意思はあるのに、ちょっとした知識が足りずに何もできなかった隠れイクメンもたくさんいたのだと思います。海外と日本では父親がぜんぜんちがうとも聞いて気になっていたので、ファザーリングスクールがもっともっと広まってほしいです。そしていつか結婚した人にも行ってみてほしいです。
  • 私は仕事に対してネガティブな印象をもっていたわけではありませんが、就活というとなんだか気が重くて乗り気になれませんでした。でも、ただ自分自身がいま目の前にあることを楽しんで、笑って、幸せな気持ちになることを1番に考えて取り組めば、それに伴って様々な結果を導けたりするのだなと知れて、すごく明るい気持ちになりました。
  • 男性に対して収入を求めたり、育児を求めたりするのではなく、いつかパートナーになる人と2人で収入を得ることも、育児をすることも楽しんで、役割分業とはならずも各々が自分のしたいことを分担しながらやっていけたらいいなと思いました。
  • 私の父はいかにも亭主関白という感じで、全く笑わないというわけではありませんが、常に笑っている人ではありません。今回の授業で「いい父親」ではなく「笑っている父親」になろうという話を聞いて、とても新鮮でした。私の家にはない考えなので。同時に憧れも抱きました。「笑っている父親」がいる家はどのような家なのだろう。でも、それは’父親’に限定する話でもないと感じました。母親も「いい母親」ではなく「笑っている母親」を目指すべきと感じました。
  • 少子化問題や女性の社会進出問題をニュースや授業など、あらゆる場面で知ることや学ぶことが最近とても多いです。その際、いつも女性の育休問題や女性に対する偏見などといった、女性を軸とした議論を目にします。そのため私は、女性側が変わることが一番社会を変えられるのだとばかり思っていました。しかし今日の講義をきいて、父親になる男性側からの視点で社会を変えようとしている側面を知ることができました。もちろん女性の働き方や育休制度について考え直すことは重要であると思いますが、女性からの視点だけでなく、男性視点からも両者の働き方を考えるべきである大切さを学べました。
  • 働くというかたちは人それぞれで、たくさんの種類があるということが分かりました。決まったものはなく、職というものを自分にあったかたちに変えたり、考え方や見方を変えるだけで多くの人に影響を与えられるものだと思いました。
  • 男性・女性という性別にかかわらず、育児の仕事分担などしていく社会をつくっていければ性差のない、より良い社会へとなっていくと思います。お互い時間もつくれ、効率のよい良質な生活を送っていくためにはこのようなことが大切だと感じました。幸せなキャリアを決められるよう、あと2年半がんばりたいです。
  • 私は最近、働くことってどういうことなんだろう、どんな仕事をすればやりがいを感じることができるのだろう、と考えることが増えました。自分が楽しいと感じながら、いきいきと自分の人生を歩んでいくことの大切さ、自分の気持ちしだいで「働く」ということが自分自身の糧になりえるというおとを学びました。これからインターンシップ、就活が始まっていくなかで、自分の一度きりの人生を思いっきり楽しめるよう努力していきたいです。
  • これからの仕事や将来のプランを考えるうえで、大切なことはなにだろうと日々悩んでいる最中です。正直、私はプライベートを大事にしたいので、事務職で定時退社で働きたいなどと考えていました。しかし、本日お話しを伺って、主体性をもって仕事に取り組めるなら、総合職で働くのも将来のビジョンを考えるうえでありかなと思いました。
  • 職場の人間関係は本当に大事だと思います。私の姉は事務職で働いていますが、職場の人間関係が悪く、仕事が辛そうでした。姉の話しを聞いていると、職場の男女比など、いろいろと考えてしまいます。これからの人生設計を考えるうえで、とても参考になる講義でした。
  • 私は今まで、ちゃんと雇用されて働いたことがなく、自分の就職はどんな所がいいかを、ここ最近ずっと悩んでいます。私は結婚しても子供ができても、できれば働き続けたいと考えていて、できれば総合職がいいと思っています。私が悩んでいるのは、職種なのです。中学の頃からデザインが好きで、ずっと趣味でやっていたからこそ技術も中途半端で、専門的に学んできた人や、もっと才能のある人たちと比べて劣ってしまうと考えてしまいます。かといって自分の得意なことを就職に活かせないのもどうかと思ってしまい、本当にむずかしい。
  • 私は何をしたいのか、まだ決まっていません。しかし就職することは、なんとなく決まったりすることの方が多いのかなと思いました。出会いを大切に、自分自身を受け入れてくれる会社があるなら、そこで頑張ってみることもいいのかなと思うことができました。
  • 人生で何回転職するかも分からないし、将来の節目に出くわしたときに、どう乗り越えていくか考える時間になりました。人生はお金だけではないので、常に笑顔で生きてゆくために、いろいろな経験をして、幸せな暮らしをしたいなと思いました。楽しい授業で、とてもためになりました。
  • 働くということについて、よく考え、学べた1時間半でした。キャリアデザインはポジティブにやる、というお話しを聞いて、私も笑顔を忘れずに、この人と一緒に働きたいと思ってもらえるような人になりたいと思いました。
  • 東先生がイクメンやイクボスを増やす活動を積極的に行っていて、時代が変わりつつあるとなんどもおっしゃっていたのが印象的でした。女性活躍推進とよく聞くようになったけど、実際古くからの性別役割分業はあまり変わってないんじゃないかと勝手に思っていたので、今日の話を聞いて少し安心したのと、将来に希望がもてるようになりました。とても充実した時間でした!
  • 今まで仕事に対して、自分が’好き’なことを観点に探していました。けれど、今回の講義を受けて、主体性と人間関係がよければなんでも楽しく、生き生きと仕事することはできるのではないだろうかと思いました。今まで考えたことがなかった視点からのお話しだったので、とても新鮮でした。どんな仕事についたとしても、自分で主体性と人間関係を創っていければ、自分自身が輝いていけるのではないかと感じました。
  • 女性が家事や育児をしても「イクママ」と呼ばれないのに、男性が育児をすると「イクメン」と呼ばれて偉いと言われるような風潮にうんざりしていたので、東さんの「職業:研修講師、本業:パパ」という肩書きはなんだか良いなと思いました。
  • 授業の途中に「脳の体操をしましょう」と言われたときは、何をしたいんだろうと不思議に思っていましたが、「笑っている父親になろう」という話をきいて、たしかに義務感からする育児より、楽しさを重視した育児への方が続けていけるだろうと納得させられました。

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