芝浦工業大学「ダイバーシティ入門」でゲスト講義。笑いあり・涙ありの100分授業でした。

芝浦工業大学・大宮キャンパスでゲスト講義しました。先生と、終了後に話しかけにきてくれた学生とパチリ。

友人であり、ファザーリング仲間でもある小嶋美代子さんの受け持たれている「ダイバーシティ入門」の第二回講義でお声かけいただきました。

初回の授業が大変好評だった様子で、小嶋さんのもつワクワク感が学生に伝播して、始まる前から和気藹々とした雰囲気が教室にありました。理系の大学ですが男性ばかりでなく、女性の学生も多かったです。

私に頂いたお題は「性別とその多様性」。父親の育児をイシューにしながら、性別役割分業やジェンダーの考え方についてレクチャー。グループの話し合いタイムをたびたび設けました。

講義をしっかり聞いてくれて、親父ギャグも反応が上々。恋愛と結婚の話題は食いつきがよく、笑いあり・涙ありの100分間授業ができました。

質疑応答では、LGBTと塩対応に関する質問がありました。ともに大学の授業で初めて受けた質問。芝浦工大の学生、いい視点もってますね。

授業では学生に資料配布しませんでしたので、スライドを下記に掲載します。

講義の内容については、学生が書いてくれた感想コメントを読んでいただけると伝わると思いました。(ただし、長文です)

学生に掲載可否の確認をとり、「公開可」だったものを下記に転記します。

  • 当たり前の事にも感謝するということは、子育てだけにとどまらずに普段の日常生活も明るく、自分自身にとっても周りにとってもとても良いことだと思ったので、取り入れていきたいと思いました。
  • 今思い返すと私のお父さんはイクメンだったかもしれないなと感じました。私が小さい頃、土日は毎週、動物園や芝生の公園など様々なところに連れて行って、一緒に遊んでくれていました。平日は仕事で忙しく疲れているだろうに、休日は私の相手をしてくれたことで、私は寂しい思いをしたことがありません。恵まれた環境で育ててくれた両親に感謝したいと思いました。
  • 私はまだ学生で結婚と言われても実感が湧きませんでしたが、講義を聞いて将来結婚して子供に恵まれたときに、こんな風に子育てしていけば良いんだという目指す目標ができました。
  • うちは自分が子供の時、不器用でしたが自分たちに構ってくれていたので、今でも話しやすくなっているので、この講演を聞いて今まで以上にパパになったらイクメンになりたいと思いました。
  • 私の家庭は母子家庭なので父親の育児どころか父親の記憶すらあまりありません。父親がいる友達が羨ましく、母親と衝突することも多少ありました。しかし東さんの講演を聞いて、育児は仕事とは種類が異なり比較対象にはならないかもしれませんが、やはりどちらも両立してる私の母親は偉大だなと改めて感じることができました。私は幼い頃から父親がおらず寂しい思いをしたので、自分の将来の子供には寂しい思いをさせないために、また、夫婦円満、家庭円満の為に子育てにも積極的に付き合ってくれる男性をパートナーに選びたいと思います。
  • 父親の育児に関しては私も賛成です。しかし、特に我々理系同士だと、お互い専門職につく以上、なかなか育休をとりずらい、取ることでキャリアに傷がつく、研究のほうが疎かになってしまう、などなかなか難しい面もあるかと思われます。特に創薬とかだと、一つの研究に数年から数十年かかるものもあり、下手に育休など取ると、そっちの研究でうまくやっていけなくなる可能性もあります。そのあたり、うまくやる方法をお教えいただきたく思います。また、今回のセミナーで、父親が子育てをすることを全面的に推してきました。しかし、子育てをしない、妻がやる、という古典的な考え、そうした思想を持つ夫婦もいるかもしれません。そういう人たちの意思もまた尊重する必要もあると思うので、その橋渡し、共存をする方法もまた考えていただきたいと思います。子育てだけが正義というわけでもないと思います。
  • まだ学生生活を謳歌したいのであまり考えたくはないけど、いつか子供を産んで幸せな家庭を築きたいと思いました。未来が少し明るくなりました。
  • 育児のことだけでなく、人生の楽しみ方について学べました。私はマイナス思考で、いつも考えすぎてすぐ疲れてしまうので、もっと楽しく生きるために、感謝の気持ちを忘れずに生活していこうと思いました。これから少し前向きになれる気がしました。
  • 自分の行動や価値観は、育った環境によるということには、納得しました。家庭から変えることで、社会を変えられることができる。ですが変えるには逆風が強いこともあると思います。その中でイクメンを広めてきたFJの皆さんは凄いと思います。
  • 元々育児には反対派だったんですけど、その理由は自分の父親が忙しいと思ってて結構辛そうとか思っていました。ただうちの父親はぼくたち(子供達)の遊び相手にはなってくれたのでお母さんには負担が少なかったと思います。ただ、今と昔じゃ少し社会が変わってきてるので少しは夫の負担が減るかと思います。結論と致しましてこれからの社会で残業で忙しいというのはなくなると思うので、余裕ができ妻と一緒に分担して家事育児ができると思っております。今、自分は大学の勉強と部活と一人暮らしで忙しいので、家事育児は忙しいのは実感できますし。
  • 今回の講義で最も印象に残ったのは、結婚願望を持っている人の少なさです。若者の収入が下がり、結婚する余裕がなくなってしまったと聞きました。これからは女性も働いて家計を支えなければいけないと思うし、男性も子育てをして男性と女性がお互いに支え会って行かないと結婚生活はうまくいかないんだと思いました。
  • 今日の話で男性の子育てに関して、男性女性含めて、まずは考えること、興味を持って無関心にならないことが重要だと感じました。自分は今まで育児などに興味はそれほどなかったが、これを期にまずは興味をもって考えて子育てに関して話題になっていくといいと感じました。
  • 今まで結婚することを含め、育児について深く考えたことが無かったが、講義を受けて、まずはこのことについて自分なりの答えを出したいと思った。いい親になるよりも笑っている親になるというスローガンに感銘を受けた。自分も、子育てに限らず、ポジティブに物事をするように心がけたいと思う。
  • プレゼンの中で、男性の年収の変化のグラフが乗ってるスライドがありました。中流層の人がなかなか、育児を賄えるだけ稼げない現代社会で、少子化を改善する打開策として、共働きが求められている気がしました。それが男性の育児参加につながっているようにも考えられるんでしょうか?
  • イクメンを死語にするという発想はなかった。まだ日本には、男が仕事をして女が家を守るのが当たり前という意識が根付いているのでいずれそういったものが無くなってイクメンという言葉がなくなればいいなと思った。
  • より子育てをしてみたいと思った。また、知ってるつもりでも、改めて何がどう大切かを再認識する良い機会になった。
  • 子育てをする事で、母親の考え方だけでなく父親の考え方、特徴を子供が見て気付き成長につながるという面で父親が子育てに積極的に参加することにプラスの意味があると感じました。
  • 父親になりたいと思ってはいますが、遠い未来のことすぎて考えたこともなかったです。ですが、東さんの話を聞いて、家庭を持つ、イクメンになるなど今まで想像しずらかったものが想像しやすいものになり、結婚、子育てなどが、近い未来に感じられました。東さんのような笑顔が絶えない父親になりたいと思いました。
  • このような考えを持つ人が今このような講習を受けてるような人が多いはずなのに割合少ないのはなぜかなと思ったが、そのような考えの人は真面目なので今の女性に合わないからなのかなと思いました。価値観が今後変わって行くといいなと思った。
  • 今までは夫は働きがメインで、妻が育児をメインでやるという考えだったが、夫も育児をすべきだと思った。また、育児をすることで人生を明るくなるということがわかった。
  • 自分の父親は単身赴任で10年以上前から母とは別々に暮らしています。なので10年ほど前には父と共に暮らしていたのですがその時は家事等はあまりしていなかった記憶があります。そして単身赴任で遠方に行ってしまって以降、会うことはお盆休み、正月などの限られた時になりました。そこで毎年思うのですが、「イクメン」という言葉が流行って以降、家事等を自分から進んでするようになりました。それから自分もそうですが、母、姉からも印象がかなり変わったと言っていました。なのでこういった父親が育児、家事をするということがどんどんと広まっていってほしいと思います。本日はありがとうございました。
  • 今日の講義を通して早く父親になって育児をしてみたいと思いました。自分は父親と母親は同じくらい育児をした方が良いと思いました。子供の価値観が広がるとか母親のストレスが減るなどの意見が聞けて、とても視野が広がったと思います。
  • 私の父親は家事を全くしないのですが、たしかに少し店員に対して高圧的なので関係あったんだなと思って感動しました。友達にバイセクシュアルやレズビアンの人がいるので、その人が生きやすいような環境にして行きたいとも思いました。
  • 今回東さんの話を聞いてイクメンという言葉を推進していくというのではなく、父親が育児をするのを当たり前にすることによってイクメンという言葉を死後にすると聞いて今回の講義の前はある家庭の育児環境を変える話をするのかと思いましたが社会全を変えていこうとされているんだなと思って社会全体に自分の考えを発信していく東さんの強さというのを実感できたと思います。
  • まだ先のことだけどこれからどうしていけば良いのかな方針のようなものを考える良い機会になった。
  • 夫は子育てをしたいのに企業はその体制が作られてない矛盾が起きていることがわかった。そして、今変わりつつあることがわかった。自分も結婚をして子育てをしたいと思った。
  • 今日東さんの話を聞いて、元々育児をしたいと思ってはいましたが、自分が「男は仕事、女は育児」ということにとらわれすぎていた、ということが実感でき、考えを変えられるいいきっかけになりました。ありがとうございました!
  • 育児についていろいろ考えさせられる講義でした。あたりまえのことをあたりまえと思わず、あたりまえのことにもしっかり感謝しようと思えました。また将来子供をもったら、子育てに積極的に参加しようと思います。
  • 自分は今まで、結婚は考えたことがなく自分主義的な考え方をしていたが、講義を聞いて結婚することや人を愛することの価値を見出すことができた。独身人生を思い描いていたが、結婚し子供を持つことに魅力を感じた。知らない世界を発見できて本当に良かった。
  • 父親が育児に参加することが良いことは頭の中では分かっていたのですが、日本の価値観がまだ少し残ってきた気がしました。しかし、改めてこのような話をされるとメリットを知ることが出来て、自分の価値観が一新されました。
  • 私の父はあまり子育てに積極的でなく、育児は母に任せて常に働いていました。でも、今考えてみると、小さい頃運動が大好きだった私からしたら、運動が出来ない母ではなく、父と遊びに行って思い切り遊びたかったなと思うことがよくありました。だから、私がもし結婚をしたら、そのときは夫にファザーリングスクールのような学校を勧めてみたいです。
  • 自分の身近に父親、母親、友人がいることがどんなに幸せで奇跡的な事なのかを学べました。家で普通に生活することが出来ない方や、家族を亡くした方がいる中で、当たり前の生活がどれほど素晴らしいのかを再認識できる授業でした。ありがとうございました。
  • 子どもを育てることによって自分自身を変えることにつながるのは、なるほどなぁと感じました。子どもを育てる意義は今日だけでとても理解できたように感じました。他人を直すのは難しいけど、自分が変えればいいという質問のときの言葉も胸に響きました。
  • 講義を聞いて私は、イクメンに対してあまり関心はなかった。でも私自身は子供が好きで、友達のお父さんが校長をやっていてその学校でプールの指導と勉強を教えたりするぐらい子供と接しることが好きです。そして、最後言っていた感謝を忘れないように思いました。少し親に対する気持ちが変わりました。ありがとうございます。
  • 私が育ってきた家庭は、父が仕事で途中から単身赴任続きで今日聞いたお話とは少し離れているなと感じました。でもその一方で、小さい頃父によく遊んでもらった思い出や愛情をもらった経験を思い出して感謝の気持ちが芽生えました。これからの時代、育児をする男性の存在がさらに必要になってくると思います。そんな世の中でイクメンを増やすよう、努力している男性や、パパ友を作って頑張っている男性たちに感心しました。自分の将来の図は、まだわかりませんが譲り合って育児、家事できるような家庭が欲しくなりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA