「ソーシャルデザイン集中講座2017」で中村陽一先生の講義が理解できるようになったと発見

今夜も立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科の授業を受けにきました。科目等履修生で受講した大学院の春学期授業14コマは、今週火曜に終了しております。

今回は立教大学と日経ビジネススクールがコラボした「ソーシャルデザイン集中講座2017」の初回コマ。水曜/木曜/土曜クラスの三つがあり、それぞれ全6回の授業が行われます。

「社会デザイン特殊研究6」14コマで行われた講義を、二時間半でラッシュアップする内容でした。最初は半分も判らなかった中村陽一先生の講義が、今回ほぼ理解できました。

毎回の授業で先生から提示された推薦図書を読み漁ったおかげ。成長できたかも。
・・同じ講義を聞くのが2回目だったのが理解できた最大の理由です。

実は、ほかにも21世紀社会デザイン研究科が開催する「ソーシャルデザイン・オープンゼミ」を受講しています(下の写真は先週土曜日のひとコマ)。「オープン大学院」も毎回出席しており、21世紀どんだけ〜!な状態であります。

来年4月から本格的に通い始めるつもりでいます(大学院入試の結果次第でありますが)。入院前に履修生や公開講座の授業を受ける機会があったのは、すごく有り難かったです。

自分が大学院でどんなテーマを研究したいのか。それを見極めるには十分な時間が必要で、問いをじっくり煮詰める助走期間になっています。

M1の方は今月初めに研究状況報告会があり、修士論文のテーマを発表されていました。4月から授業が始まって三ヶ月間で提出するのは、さぞ大変だったのではと推察します。

公開講座も行くべしと思ったのは、できるだけ沢山の先生の講義を聞いた方がいいと思ったからです。21世紀社会デザイン研究科には多彩な先生方がいらっしゃるので、どの先生に師事するのかも調べる時間が必要でした。

こちらは配布された、21世紀社会デザイン研究科が発行するニュースレター「Social Designer」

私が21世紀社会デザイン研究科に通うきっかけになった亀井善太郎先生(←逗子のワークショップに昨年お越しいただいた)の一文に目が惹きつけられました。

この研究科に来て変わったことの一つは、社会課題の「解決」という言葉を使わないように心がけるようになったことです。なぜかといえば、「解決」という言葉には、課題の当事者は相手であって自分ではない、自分は相容れない、自分は変わらない、そういう意識や感覚が含まれていると考えるようになったのです。

そこで、「解決」を「向き合う」という言葉に替えました。自分自身がそこに真正面から向き合って容れば、やがて、自分がしなければならないこと、したいことは見えて来ます。それはいわゆる問題解決的なやり方ではありません。

また、やがては相手も変容していくわけですし、完全に解決された状態は無いわけで、そういう中で自分も変わっていくことも含めて、「向き合う」こと、これを続けられるかどうかが問われているわけです。

さらに言えば、向き合う対象は抽象的な手触り感のない「高齢化率○%」といった冷たい言葉ではなく、目の前にいるこの人、あの人というような手触り感を含めた「向き合う」という言葉で考えられるようになることで、はじめて、社会デザインが生きるようになるのではないかという気がしています。

私も「解決」ではなく「向き合う」をモットーにしよう。ムキムキになるまで💪

春期のレポート提出日だったので、履修した科目のレポートを書き上げました。私の立てた問いは次になります。

「ワタミはソーシャルビジネスか否か」

海辺のカフェでビール飲みながら校正しました。分かっちゃいましたが、仕事になりませんでしたw

推薦図書ではないのですが、帰りの電車で読んだのは『ソーシャルイノベーション』。講義で紹介された三鷹市の事例が載っており、中村先生の名前が出てきました。

ついでにいえば、三鷹市の市民ワークショップは無作為抽出型で妻が当選し、私も見学したのを思い出しました。以前から「市民協働のまちづくり」に興味があったのだな。

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