「スタバ」と略さないことに決めた夜の授業で

「ソーシャルデザイン集中講座2017」の「経営組織戦略とソーシャルデザイン」を受講。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科×日経ビジネススクールの主催です。

講義内容を「スターバックス物語」と予想し、ダブルトールラテを手に、夜19時開始の教室へ参りました。

なぜダブルトールラテかといえば、講師の梅本龍夫先生ご著書『日本スターバックス物語』に、日本第一号店とハワード・シュルツ氏にまつわるダブルトールラテの素敵なエピソードがあるのでした。

今回の授業を受けるにあたり、再読しました。次の文章が目をひきました。(P243,244)

スターバックスは、一部の熱心のファンの間で、次第にこの愛称(スタバ)で語られる存在になり、店舗数が急増しブームになった1999年頃からは、誰もが「スタバ」と呼ぶようになっていました。

でも当時、社内でこの略称を使う人は皆無でした。スターバックス コーヒー ジャパンは「SBJ」、米国スターバックスは「シアトル」と略称するのが習わしだったからです。

そして、自分たちのブランドを語るときは「スターバックス」あるいは「スターバックス コーヒー」と略さずに表現していました。「スタバ」は、あくまで世間に広まった流行語であり、これを社内で使うのはちょっとブランドを軽視した感じだし、あまり粋じゃない。そう感じているスタッフもいました。

昔、私が東電で働いていたときに「原発」と口にしたら、社内の人から「原子力発電所と言い直しなさい」とたしなめられたことを思い出しました。たしかに当時、東電社内で「原発」と呼ぶ人はいなかった。

果たして、SBJ立ち上げプロジェクト総責任者だった梅本先生は「スターバックス」と常に表現されていました。

私もこれから、スタバ呼ばわりせず「スターバックス」と口にしよう。そんな妙なところで感心し、講義の中身には触れていないレポートであります。

実のところ、テーマとされた「リーダーとフォロワーの関係性」の解説で、私が課題としている「市民協働のあり方」、具体的には「協働が成り立つ条件」の答えが見えた気になり、有益な授業でした。

私自身、リーダーよりフォロワーなタイプ。グループワークで行なったタイプ分析でも「内向的」のグループに入りました。フォロワーだからこその活躍をしてみたいものだ。と思った次第です。

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