大学院の夏期講習スタート。午後はかながわコミュニティカレッジ運営委員会に出席。

大学院の夏期講習がスタート。10時45分から20時35分まで、今日・明日・月曜で14コマの授業が一気に行われます。

テーマはオーラルヒストリーとデジタルアーカイブ。課題図書は御厨貴先生の新刊『オーラル筆路リーに何ができるか』です。

御厨先生のお話しを一昨年にソーシャルオープンゼミで聴きました。先生の語りは極上で、今回も楽しみです。(→ブログ「御厨先生のオーラルヒストリーを聴く夕べ」

夏期講習の初日が始まったばかりでしたが、お昼に抜けて午後は横浜へ。かながわコミュニティカレッジ運営委員会に出席しました。今年度から運営委員になりました。

かながわコミュニティカレッジで催される講座の評価や今後の方向性でディスカッション。私をお誘いいただいた米田佐知子さん始め、メンバーが素晴らしくて闊達な意見交換ができました。

テーマは講座の企画運営、地域活動など。NPOやボランティア、地域福祉まで話題は広く、私のバックグラウンドがフル活用できる場でした。

又、私の指導教官である中村陽一先生が以前、かながわ県民センター運営協議会の会長を務められていました。十数年前にアウトドアショップでお世話になった九里徳泰さんが、かながわコミュニティカレッジ運営委員会の委員をされてもいました。

私自身が、コミカレ講座の主催者・受講者ともに経験があり、勝手にご縁を感じています。

会議を終えて、再び立教大学に戻りました。中村先生の講義を受けました。生活クラブ創設者、岩根邦雄さんの人物紹介をオーラルヒストリー的に。

提示された『ひとびとの精神史』第6巻は、中村先生に個別相談した際に勧められて一読済みでした。

以下、同書7頁より引用です。「新しい社会運動の萌芽」の小見出し付き。

日本で社会運動がなかなか定着しない背景に、知識人の状況認識と大衆の意識との乖離があるということであろう。しかし、ニヒリズムを「宿命」ととらえるのでないとすれば、われわれはどこに出口を見出すべきか。

生協として知られる「生活クラブ」の創始者、岩根邦雄は、地域に根ざした新しい社会運動を提起した(Ⅱ-2章)。(中略)

よりよい「消費材」の提供を通じて、運動の活動資金をも得るという「生活クラブ」を構想した。それは、「敵」を攻撃する反対型の運動ではなく、よりよい生活、「新しい豊かさ」を提起する運動であった。

午後の会議と授業内容につながりがあった。と思いつつ、発言するタイミングを失って授業では意見だせず。25人の学生いましたし、終了時間オーバーしていたので遠慮してしまい。

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