満員御礼!サス学@逗子おとなバージョン〜辻義和さんとサステイナブルな問いを体験

IMG_7017とある企画を密かに進めていました。Facebookで非公開イベントを作成し、メンバー限定で召集。申込状況を鑑みて開催1週間を前に私のFacebookタイムライン上で一般公開。新たに参加表明のあった方をお仲間に加え、本日満員御礼で実施しました。

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満員といっても参加者は私を含めて6名。小さな会議室で一杯です。逗子ローカルな内輪の会でした。会場の久木会館は小学校のすぐ横。校庭で体育をしている様子を眺めていたら、私の姿を見つけた子が「かなちゃんのパパだ!」と声をかけてくれました。超ローカル。

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講師は辻義和さん。辻さんは逗子の久木在住で、千葉の柏市にある学習塾「ネクスファ」を経営されています。そのネクスファで行っている「サス学」のおとなバージョンを逗子で体験するのが、今回の集まりの主旨でした。Facebookイベントの案内文です。

「ニュースで知った水族館のマグロ大量死。なんで??」
「人間は、未来も今の形のままか」
「争いは、どこまで続く?”平和”は存在する?」
「宇宙が生まれる前ってどうなってたの!?」
「地球にはいつまで住めるのんだろう」
「ドラえもんをつくること、できるのかな?」

なんで?と思ったら即、調べてみよう!行ってみよう!答えのない社会のなかで、疑問に思うことや何もないところから問いを出せることってすばらしい!!

このたび、辻義和さん(ネクスファ副代表)を講師にお招きし、”サス学(サステナビリティ学)”を体験できる場を設けます。
*サス学とは、子どもたちが持続可能(サスティナブル)な未来を創る力を育むための学びです。

サス学がふだん対象にするのは、小3~中2くらいの子どもたち。”ゴールデンエイジ”の子どもたちに「知りたい」「探究したい」という思いが発芽し、育ってゆく様に、いつも無限の可能性を感じるとのこと。今回は特別に、”サス学おとなバージョン”を実施。子どもに戻った気持ちで、サス学を体験できるチャンス!

「知識」ではなく「意識」を重視して「行動」に導く。ワクワク感で楽しみながら、脱常識でクリエイティビティを磨くサス学の魅力が伝わった充実のワークショップになりました。以下、レポートです。

まずは、ネクスファのご紹介。動画を交えながら、子どもと大人が本気で楽しでいる様子がうらやましい。

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つづいて、本日のテーマ「グリーンエネルギー」をもとに、「電気をどうやって作る?」をお題に、こすったり、熱したり、光を集めたり、回したりと試しました。そして、子どものような自由な発想で「電気を作るアイデア」を考えました。いっぱい出ました。

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私もいろいろ考えました。が、東京電力で働いていた経験が邪魔して、どうも自由に発想できず。東電の技術者から「電気は回すのが得意で、熱したり冷やすのは苦手」と教わったのを思い出しました。そのなか、熱いといえばアノ人かな、とアイデアを一つ。一家に一台「松岡修造・自家発電機」はいかが?

その後、ネクスファの小学生たちが提示した「問い」の紹介がありました。無邪気なのもあれば、根源的な問いもあり。小学生の発想力は素晴らしい!

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一通りのワークショップを終えたあとは、フリーの意見交換。私は「サス学、逗子でやりたいなぁ」「ネクスファみたいな場所、逗子にほしいなぁ」とつぶやくことしきり。

実は、今回の企画をしたのは、辻さんの逗子にかける思いを知ったからでした。以下、HUFFPOSTのインタビュー記事から転載です。(インタビュアーは逗子在住の川辺洋平さん,2015年3月)

辻:実は、私はいま柏ではなく逗子に家族で住んでいます。一昨年、娘が生まれたのを機に東京から移住しました。柏にはこれからも関わっていきますが、

その一方で逗子にも「子どもの居場所・学び舎」をつくりたいと考えています。地域の多世代が集い、子どもたちが育つ場所。逗子ならではの”場づくり”にチャレンジしていきます。一緒につくり、運営する仲間を募集中です!

意見交換で、逗子の池子にある「【世界一小さな科学館】理科ハウス」が話題にあがりました。辻さんが最近行って大興奮の報告あり、参加メンバーに常連の方がいらして理科ハウスを大絶賛。辻さんがとくに関心していたのが、館内に子どもたちが質問で書いたペーパーに対して大人が真剣に回答を書き込んでいるコーナーがあったこと。

問いはもっていても、大人はあえて問いを口に出さなくなるものです。私の次女は4歳で「なんで?」が口グセですが、小二のお姉ちゃんが問いを口にすることは少なくなりました。又、大人が発する問いは「問い詰める」になりがちで、相手を追い詰める展開になることも(←夫婦の会話ではとくに要注意)。

ふと浮かんだ問い、ずっと心の中で考えていた問いを、素直に出せる場所があるっていいなと思うのです。そんな場所の一つである理科ハウスが紹介されている『地域を変えるミュージアム』、今度読んでみようっと。

ともあれ、「サス学@逗子おとなバージョン」初回は成功裡に終了。第二回を11月頃に行うことを約して解散しました。大学院生の田中光平さんも、ご来場ありがとうさまです!

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最後に、サス学だけに、さすが!・・オチがこれでは、さすがにガクっ!!

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