夢と感謝で研修しめくくり

福島県の職員を対象にした合宿研修を行いました。テーマは「住民協働のファシリテーション」。

私の住民協働実体験を交えながらワークショップの手法をレクチャーし、グループ演習に取り組んで、いつも大いに盛り上がります。

二日間研修の最後のまとめを、「夢と感謝」の話しで締めくくることが多いです。

行政職員は、必ずしも自分のやりたい仕事ができるわけではありません。
なので、「仕事で『夢』をもて!」と言われても、正直厳しいところがあります。

でも、採用試験を受けたときや入職した当初は「このまちをよくしたい!」と夢を抱いた方がほとんどのはず。

公務員は「向夢員」と書く

五年前に私が逗子市役所の非常勤職員に着任した際、ファザーリング・ジャパンの先輩職員から教わりました。

「笑っている向夢員になろう!」

そう力強く締めくくると、いつも大体、半分くらいの受講生はドン引きします。

感謝について。

感謝の反対語は「当たり前」

私たちは「当たり前」と思ってしまうと、感謝しなくなるものです。

でも、台風や地震などで停電して初めて電気の有り難さに気がつくように、私たちが当たり前だと思っているものは全て、本当は「当たり前」ではないのかもしれません。

公務員の仕事も、住民からしたら当たり前。やらないと怒られて、やっても特段の評価はされない因果な職業です。

でも、感謝される仕事の仕方があります。

それは、当たり前を一歩超えること

つまり、「ここまでやるか!」と相手に言ってもらえる仕事をすること。

全ての仕事を「ここまでやるか的」にすると超過労働になるのでオススメしませんが、ここぞ!というときは当たり前を超えてみる。

今回の研修テーマだった「住民協働」や「ファシリテーション」の役目では、「役所の立場を超えた仕事」がやりやすいです。

感謝される仕事をするために、又、自分の仕事にあらためて誇りをもつために、一歩超えてみませんか。

 

 

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